米ニュージャージー州ベッドミンスターで、北朝鮮について発言するドナルド・トランプ大統領。自身が所有するゴルフリゾート「トランプ・ナショナルゴルフクラブ・ベッドミンスター」で開いた政府関係者らとの会合で(2017年8月8日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ジェームズ・マティス(James Mattis)米国防長官は9日、北朝鮮が核兵器開発を続ければ金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)政権の崩壊につながるかもしれないと警告した。またドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領も、ツイッター(Twitter)への投稿で米国の核抑止力を誇示。両国政府による舌戦が激化している。

 トランプ氏は8日、金正恩氏に対し、北朝鮮は「世界史にも類を見ない炎と怒り」に直面していると警告する大胆なメッセージを発信し、国際社会に衝撃を与えた。この発言を受け、中国や米国の同盟諸国は懸念を表明。投資家は安全資産買いに走り、株式市場とドル相場は下落した。

 マティス国防長官は、トランプ氏の好戦的な言葉に賛同するかのような声明を発表。北朝鮮は自ら孤立を招くようなことをやめ、核兵器開発から手を引かなければいけないとし、「政権の終わりと人民の破滅を招くような行動の検討はやめるべきだ」と訴えた。

 さらに同長官は、米国はミサイル能力で北朝鮮を「圧倒」していると述べ、北朝鮮のミサイル開発がまだ初期段階にあるという現実を強調。北朝鮮は軍拡競争や紛争を始めても負けることになると述べた。

 北朝鮮はこれに先立ち、米領グアム(Guam)周辺へのミサイル攻撃を検討していると威嚇。トランプ大統領はこれを受け、ツイッターへの投稿で、米国の核戦力は「いまだかつてないほど強力だ」と豪語するとともに、「この戦力を一切使わなくてすむよう願っているが、われわれが今後、世界で最も強力な国でなくなることは、いっときたりともない!」と書き込んだ。
【翻訳編集】AFPBB News