ビットコイン分裂、仮想通貨間競争の勝敗は「使いやすさ」が決める

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 8月1日に、中国の大手マイニング会社らが主導して「ビットコインキャッシュ」(BCC、またはBCH)という新しい仮想通貨が生み出されたが、滑り出しは低調だ。これに対して、ビットコイン(BTC)は、取引処理速度の高速化を図り、まったく新しいタイプの取引を可能にしようとしている。こうした見通しもあり、ビットコイン価格は史上最高値をつけた。

 仮想通貨間の競争は、かつて経済学者のハイエクが夢見た貨幣発行が自由化された世界を実現しつつある。

新通貨BCCは、低迷
BTCは史上最高値

 8月1日にビットコインキャッシュ(以下BCC)という新しい仮想通貨が生み出された。

 ビットコイン(以下BTC)には、取引が急増する中で、取引スピード低下などの「拡張可能性問題」があったが、これを解決するための1つの方策として、取引を記録するブロックのサイズの上限を8メガバイトまで拡大しようとしたのがBTCだ(現状では1メガバイト)。

 しかし、滑り出しは低調だった。

 最初のブロックが採掘されるまでに5時間かかり、つぎのブロックが13時間かかった(BTCでは1ブロックが10分間)。

 これは、マイナーの支持を集められなかったためだ。

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