【浦和|採点・寸評】
GK
1 西川周作 6
久しぶりの無失点は評価に値。57分にはウイルソンのシュートをブロック、その後のこぼれ球に対する反応も速く、ピンチを凌いだ。
 
DF
46 森脇良太 5
裏に対するケアの意識が低い。自身のサイドを突破される場面が散見された。
 
6 遠藤 航 5.5
ブラジル人2トップとのマッチアップで後手を踏むことが多かった。空中戦で負けることも何度か見られた。
 
5 槙野智章 5
関根へのロングボールや、競り合いで強さを発揮した点は良かった。しかし、要所で不用意なミスがあり、37分のイエローカードも要らなかった。
 
MF
MAN OF THE MATCH
10 柏木陽介 7
阿部との補完性を保ちながら攻撃にアクセントを加えた。19分、R・シルバとのワンツーでペナルティエリア内に侵入すると、左足で鮮やかなループシュートを放ちネットを揺らす。攻撃に停滞感があっただけに、貴重な決勝点だった。
 
22 阿部勇樹 6
柏木との関係性を見ながら、低い位置でビルドアップに関与。効果的なパスは少ないが、ほとんどミスはなかった。守備では身体を投げ出しシュートブロックも。
 
24 関根貴大 5
後半の最初にドゥドゥにボールをかっさらわれピンチに。そこから流れが相手に傾いたことを考えても、あってはならないミスだった。浦和でのラストマッチということで、空回りをしてしまったか。
 
38 菊池大介 6
上下にスプリントを繰り返し、積極的に仕掛ける意識は見られた。57分のピンチでゴール前まで戻るなど守備で奮闘したが、オフェンス面で多くのチャンスを生み出したとは言い難い。
FW
9 武藤雄樹 5.5
ボールタッチ数が少なく、存在感は薄い。70分、ドリブルの仕掛けから放ったシュートもキーパーの正面に。
 
8 ラファエル・シルバ 6
19分、柏木のセンスの詰まった一発だったとはいえ、アシストをしたこの男がしっかりとタメを作ったことも評価できる。しかし、それ以外にゴールに直結するプレーは少ない。
 
30 興梠慎三 5.5
最前線で目立った働きはなし。後半にR・シルバとポジションチェンジをしてからも同様で、シュート1本に終わったことが彼の出来を物語っている。
 
交代出場
MF
39 矢島慎也 5.5(73分IN)
押し込まれたこともあり、平凡なプレーに終始したが、セットプレーでは精度の高いキックを披露した。
 
FW
20 李 忠成 ―(79分IN)
前線で攻撃の起点になれず、シュート0本と短い時間で爪跡を残せなかった。
 
MF
18 駒井善成 ―(83分IN)
対峙した高野に手を焼き、守勢に回ったことで、オフェンスに関与する回数が少なかった。
 
監督
堀 孝史 6
久々の無失点で新体制の初勝利は評価できるだろう。しかし、1点リードを生かす交代策はなかった。選手に救われた印象が残る。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。 
 
取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)