決勝ゴールを決めたFW大久保嘉人がハイタッチ

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[8.9 J1第21節 大宮1-2FC東京 NACK]

 わずか3分58秒後だった。FW前田遼一の今季初ゴールで先制したFC東京は1-1に追いつかれると、後半28分、その前田を下げてFW大久保嘉人をピッチに送り出した。

 迎えた後半33分、左後方からDF丸山祐市がPA左のスペースにスルーパスを入れ、猛然と走り込んだMF太田宏介がゴールライン際からマイナスのクロス。待ち構えた大久保はワントラップで右足に持ち変えると、ブロックに入った大宮MFカウエを一瞥し、冷静にゴール左下隅に流し込んだ。

「ゴールは見ていない、カウエを見ていました。彼はボールを取りに来ず、コースに入っていくと思った。右に蹴ると彼は思っていた」。ゴール右隅へのシュートコースを切った相手との駆け引きに勝ち、ニアを破ったベテランの技ありゴール。自身にとってはJ1通算178得点目。これが値千金の決勝点となり、チームは2-1で競り勝った。

 FC東京が後半に記録したシュートはこの一本のみ。「シュート一本でそれが決まったんでよかったね」。負傷明けの大久保は前節の川崎F(1-1)戦で4試合ぶりに出場。2試合連続の途中出場で、6月4日の第14節清水戦(2-0)以来、7試合ぶりとなる今季7得点目を挙げた。その清水戦以来、6試合連続で勝利から離れていたチームに勝ち点3をもたらし、「これが(浮上の)きっかけになればチームにとって一番いい」と力を込めた。

(取材・文 佐藤亜希子)


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