タイの首都バンコクにある病院の前で、プミポン・アドゥンヤデート前国王の存命中に、健康の回復を祈る仏教徒たち(2009年12月2日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】タイ王室のメンバーを侮辱する音声データをインターネット上に投稿し、不敬罪で起訴された被告の男性が9日、禁錮20年の判決を言い渡された。男性の弁護士が明らかにした。タイの王室は不敬行為に対する極めて厳しい法律で守られており、王室を批判または中傷することは処罰の対象となる。

 男性の弁護士と不敬罪事件を監視する団体「iLaw」によると、近親者に社会的な制裁が加えられるのを避けるために苗字の公表が控えられたタラ(Tara)という男性は、不敬罪6件で有罪判決を受けたという。

 男性は2015年1月、「DJ Banpodj」の名でひそかにポッドキャスト番組を運営していたDJの音声データをネット上に投稿したとして、拘束された。このDJはタイ王室に激しい非難を浴びせることで知られていたという。タイ警察は同年、このDJおよび関係者とされる人物十数人を逮捕したと発表している。

 iLawの関係者によると、男性は「関係者のネットワークと接触し、音声データを自分のウェブサイトに投稿していた」といい、データの大半は昨年10月に死去したプミポン・アドゥンヤデート(Bhumibol Adulyadej)前国王(ラーマ9世)とその王妃に関するものだったという。

 首都バンコク(Bangkok)の軍事法廷は判決の内容を認めている。
【翻訳編集】AFPBB News