喜びと驚きを胸に楽しんだ3日間

どーーーも! たなしんです! 今回『耳マン』の特派員としてFUJI ROCK FESTIVAL '17(以下、フジロック)に行ってきました。

ファイヤー!

<耳マンのそのほかの記事>

2016年の20周年の記念すべきフジロックは、そりゃもう盛り上がっていましたけども、今年のフジロックはある意味それ以上に盛り上がってたんじゃないの!?と感じました。しかも、今年のヘッドライナーはこの3組。

左からAPHEX TWIN、BJÖRK、GORILLAZ

ほかの出演者をみても、おそらく今年のほうがマニアック度が高かったんじゃないでしょうか!? 言い換えれば、ガチな音楽ファンが歓喜するようなラインナップだったはず。なのに、去年と同じくらい人がわんさかしていて、なおかつ“音をガチで楽しんでいた人”が多かった印象。おいおい!日本にこんなに音楽好きいたんかいっ!と、喜びと驚きを胸に、たなしんも3日間ガチで音楽を楽しみまくりました。ファイヤー! もはやたなしんじゃなくて、たのしんでした!

はぁぁフジロック最高!

今年は雨のフジロック! 苗場で浴びる雨は自然の恵み!

そんなたのしんは最近アマゾンを旅していたんですが、アマゾンにも耐えきれるような完全雨対策装備で参戦したのが今回の勝因。今年は3日間とも雨のフジロック! フジロックといえば雨が降って当たり前! 雨はネガティブなイメージがありますが、苗場で浴びる雨は自然の恵みを全身で感ることができて、むしろ装備さえ整えて防寒できれば、とても気持ちいいんです。オーディエンスも雨に負けじと、さらにフェスを楽しんでいた印象でした。

フジロックにはやはり雨対策が必須

「雨が降るとぬかるむところもあるから注意だよ」

ということで! 雨模様でも存分に楽しむことができた今年のフジロックで、印象に残ったアクトを軽く紹介していきまーす!

【7月28日】

THE BACK HORN

初日、フジロック会場に到着したらさっそくポツポツと雨が! 彼らが登場するWHITE STAGEに向かう途中、雨はどんどん本降りに……。一体、どんなライブになるんだろう? 雨は強くなる中、心はどこかワクワクしていました。そしてライブ開始。土砂降りの中、THE BACK HORNの爆音が鳴り響きます! もはや雨は最高の演出となっていました。気づいたらほぼ最前付近で拳を突き上げているたなしん……いや、ビショしん!! フジロックは洋楽アーティストも多いですが、そんななか日本のロックってマジでかっけーーーーー!と魂がファイヤーしたビショしんでした!(涙)

FATHER JOHN MISTY

FIELD OF HEAVENは会場の奥の秘境的な場所に位置していて、ここで音楽を聴いている人はとてもリラックスしています。フェス特有のザワザワした感じがない、不思議な場所なんです。FATHER JOHN MISTYが登場する頃には雨はミスト状になり、日が暮れ始め、幻想的な空気を醸し出していました。その空気と同調するかのような心地よいバンドサウンドと、ボーカルのジョシュ・ティルマンの優しく包みこむような声が広がっていきます。なんと気持ちがいい音なんだろう……もはやたなしんではなく、きもちんは、入場ゲートで配布されていた透明のゴミ袋をもらったことを思い出しました。おもむろにそれを取り出して、地面に敷いて体育座り……なんじゃこりゃぁぁぁ!地面からも気持ちいい音が響いてくるじゃないかぁぁぁぁ! 大地と空のサウンドシステムできもちんは天国へ召されたのでした。(合掌)

QUEENS OF THE STONE AGE

QUEENS OF THE STONE AGE (以下、QOTSA)は何回か来日のキャンセルが続いていて、今年も本当に来るのかどうか騒がれていました。でも……本当にキターーーー! 来てくれてよかった! 音楽が多様化しているこの時代。ダンスミュージックや打ち込み音楽、新しいものを求めて電子音楽を聴くことも増えましたよね。しかし、QOTSAの力強く男らしい生のロックサウンドを体感して気づかされました。「ロックは死んだ」って言葉を聞くけど、きっとロックは死なない、普遍的なものがそこにあると思ったから。いやぁ、シビれた……いや、チビった……。そんなシビしん、いや、チビしんは感じていた。自分もずっとロックバンドでありたい、俺ももっとカッコいい生き方をしたい……。そんな密かな決意を胸に、お昼に飲んだビールが尿意を誘う。ライブ終わりにそそくさとトイレに向かうチビしんでありました。

yahyel

夜も深まり、RED MAQUEEの深夜枠、PLANET GROOVEのステージが開幕です。テントの中は深夜のお祭り感に高揚しているムンムンの人たちであふれていました。去年ROOKIE A GO-GOで見たときからは考えられないようなオーディエンスのテンション、そしてそれに応えるかのように研ぎ澄まされたサウンドと、ボーカル池貝(峻)のファルセットが観客を魅了していきます。たなしんも気づいたらファルしんになって歌っていました! そのときふと気付いた事実……そう、ファルしんも声、めっちゃ高い! そんな感じで暗闇のなか、頭の先からつま先まで身体をすり抜けるほど響く低音を感じながら、会場の揺れと同調。静かに聴いていたはずなのに、いつの間にかゆらゆらしていました。若い女の子から隣にいたおじさんまで、老若男女が踊る空間。これはフジロックの深夜の力なのか、yahyelのパッションなのか……たぶん両方の力でしょう!

JOHNSONS MOTORCAR

雨宿りをしようかなぁ、なんて歩いていたら迷い込んだ森の中の小さなステージ、苗場食堂。突然、陽気な音が耳に入ってきました。それに惹かれどんどん人が集まってきます。しかも、気づいたらモッシュモッシュ! すごい熱量! たなしんも最初は雨宿りのつもりだったのに、気づいたらずぶ濡れでみんなと飛び跳ねて踊り狂っていました。なんだろう……ピョコしん?魚しん? いや、狂しんだ! 深夜に鳴り響くアイリッシュ調の音楽は人々を中世西洋の酒場へとタイムスリップさせてくれました。フジロックは日本にいながら「海外旅行」や「タイムスリップ」ができる素敵な場所。そして今まで気づかなかった自分を発見させてくれます。ちなみに、隣にいたおとなしそうなお姉さんのライブ後の満面の笑みが今でも忘れられません!

【コラム】フジロックのグルメは最高

フジロックの醍醐味に大自然の中で食べる美味しいごはん&お酒があります! 飲食店が並ぶOASISエリアは、歩き疲れた人たちやこれからライブに挑む人、交流を求める人たちが集まります。ここの賑わいは本当に素敵! 今年は雨で体温と体力が奪われることが多く、たなしん、いや、ペコしんもたくさんここに訪れました。窯で焼いたアツアツのピザ、アツアツのたこ焼き、本格インドカレーや甘いクレープなどなど……世界各国いろんな料理がペコしん、いや、ペコ太郎を満たしてくれました。

OASISが大好きすぎるたなしん

期間中にピザは3回も食べた

たこ焼きアツアツ!

ほかのエリアでも、その場の雰囲気に合った料理が出迎えてくれます。WHITE STAGE近くの大人気ハイジカレー、GYPSY AVALON近くの朝霧シチュー、FIELD OF HEAVENで買った丸かじり桃、ORANGE CAFE近くのお好み焼きなどなど、どれも味が本格的すぎ! お酒はビールを飲んでしまうとすぐにちびしんになってしまうため、ウイスキーのような濃いお酒をちびちび飲むのがちびしん流! そして今年は電子マネーが多くのお店で使えたのも有難かった! 進化がやばいフジロック!

おいしそうなものは片っ端から食す!

東京から来たフジロッカーにおすそわけ

……からのみんなでファイヤー! フジロッカーはみんな友達

【レポートの続き〜7月29日】

THE LEMON TWIGS

2日目は一日中雨が降っていました。雨に体力を奪われて疲れていたたなしんは少し休憩でもしようかとRED MAQUEEに向かいました。同じことを考えた人がいたのか、人であふれかえっていました。通路の隅で座り丸まっていたら通過する人のヒザがたなしんの体に当たっていきます。あ……ああ……会場の湿気とともに、完全にしけしんとなりかけていました。すると突然、しけしんとはまったく真逆のハイパーエネルギッシュな音が鳴り響きます! 丸まっていたしけしんはピーーーンと直立! ステージに立っている“ダダリオ兄弟”はどうやら10代らしい……。なんと自由なステージなんだ! 1960〜1970年代の音が散りばめられていて、兄弟ならではの美しいハーモニーが聴く人に懐かしさとフレッシュさを与えていました。まさにレモン!フレッシュいただきました! フレッシュファイヤー! めっちゃ元気になったわぁ!

APHEX TWIN

2日目のトリはAPHEX TWIN。GREEN STAGEはオーディエンスで満員です。アツアツの海老そばを食べ、HP満タンのたなしん、いや、えびしんは、ぴっちぴちの万全の状態でライブに臨んだのであります! APHEX TWINのライブは未知との遭遇……。宇宙人が来日したの? 耳を疑うような轟音が目の前で繰り広げられます。エスカレートしていく轟音、それとともに強まる雨……。もはや嵐。これは娯楽ではない、試練だ。途中、なぜこんな思いまでして音楽を聴いているのかがわからなくなった瞬間が……。しかし、その刹那、ふと冷静になる。こんな体感はこれまでの人生で1度もない! このライブを最後まで経験したあと、自分がどんな気持ちになっているんだろう、そんな思いと戦っていました。マラソンや山登りはだいたい6〜7合目くらいが山場。そんな山場にお馴染みの“コラ画像”ネタの日本バージョン(タモリ、美輪明宏、ブルゾンちえみ、マツコ・デラックス、アントニオ猪木、野々下議員、松居一代、アキラ100%など)をVJで投下。大盛り上がりのオーディエンス! 最後はその日最大の音の嵐を約数10分浴びさせてフィニッシュ……! なんだったんだ……。エビフライのようにアガりきった、えびしんがそこにはいました。

【7月30日】

BONOBO

3日間の雨がこの時間のための演出だったかのように、雲間から漏れる光、そして青空。BONOBOは普段はDJ セットでのライブですが、この日は日本初のBAND セットということもあり、期待に胸を膨らませるオーディエンスで早くからWHITE STAGEは人であふかえっていました。美しく繊細で心の奥にスゥーッと染み込んでくるBONOBOの曲が生音で表現されていきます。満員の観客はそれぞれの心の中で何かを感じていたのでしょう。独特の時間がゆったりと流れていました。もうすぐ日が落ちそうな黄金色に輝く美しい空の下、幸せな時間を過ごしました。そんな幸しんはふと気づく。あぁ、もうすぐフジロックが終わってしまう。この時間がもっと続けば良いのに……。いつの間にか寂しんになっていました。

BJÖRK

WHITE STAGEからGREEN STAGEへ向かう新しい道が今年から開設されました。その道は綺麗な小川に架かる橋があったり、苗場の緑を全身で感じることができます。歩いていると、まるで森の住人になったかのような錯覚に陥ります。そんな森しんは妖精の歌声を聞いたのです。ハッと気づく。あ、ビョークだった! 闇に包まれた道を抜け、その歌声の方向へ走って行くと満員のGREEN STAGE。すでにその歌姫の歌声に観客は魅了されていました。次々に投下される名曲たち。フジロック3日間を祝福するかように、森深くまで音が響きわたっていました。グランドフィナーレとともに打ち上げられる花火とともに、幻想的な世界から現実の世界へ戻っていきます……。よし!明日からも、がんばろう!(炎)

【コラム】フジロックのアトラクションも最高!

フジロックの楽しみは音楽、食べ物のみならず! 大人も遊びたくなるようなキッズエリアや川などなど、魅力がいっぱいです。もちろん、たなしんは両方ではしゃいでしまったことは言うまでもありません! もはやガキしん。ただ、川は奥まで入ると水もとても冷たく、深いところもあるので要注意です。

子どもがいない隙にキッズスペースでちょっとだけ遊んでみました

ファンキーなお姉さんんとシャボン玉もしました

川にも飛び込んじゃった!「本気の川ですね、これは!」

なんて爽やかなの!(ホントはめっちゃ寒い)

ORANGE CAFEではボルタリングやたき火、そしてみんなで太鼓を叩けるテントがあります。たなしんがテントに入ったときにちょうどみんなでポンポコしていたので、キューバ帰りのたなしん、いや、ポコしんも全力でポンポコに参加。気づいたらまわりの人と一緒に笑顔になっていました。(ちなみに、一緒に取材してくれた『耳マン』編集部のOh!!ビーフさんも満面の笑みでポンポコしていたのはフジロックのハイライト)。大人になって忘れかけている人間として大切な感覚、自然と一緒に遊ぶこと、フジロックはそれを思い出させてくれる場所がたくさんあります!

キューバ仕込みのポンポコも炸裂! 一体感がすごい

「最高ですねぇ……」雨が弱まった瞬間に大地と一体化するたなしん

フジロックが日本にあるというありがたみを改めて感じることができた

3日間フジロックを満喫した帰りにふと思いました。「たった数時間後には家にいる」それがとても不思議なことのように思えました。世界中の一流アーティスト、そしてアツい音楽ファンが日本の素晴らしい自然と安全な環境のもと集まって子どものように純粋に楽しむことができる場所がある。そのことが当たり前のようで当たり前ではないことに気づいたからです。フジロックが日本にあるというありがたみを改めて感じることができました。だからこそ来年も無事開催されるよう、ただそれだけを祈るフジロッカーのたなしん、いや、フジしんでありました!

フジロック、また来年!

FUJI ROCK FESTIVAL’17

7月28日(金)、29日(土)、30日(日)
新潟県 湯沢町 苗場スキー場
http://www.fujirockfestival.com

[耳マン編集部]