今年上半期の読書トレンドは人間関係・ノンフィクション・ドラマ原作/台湾

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(台北 9日 中央社)オンライン書店「博客来」はこのほど、2017年上半期の読書トレンドを発表した。それによると、人間関係、ノンフィクション、ドラマの原作の3つが主な人気テーマとして挙げられるという。

家族間や職場での人間関係にスポットを当てた作品がベストセラーランキングに名を連ねた。対人関係の悩みにヒントを与える岸見一郎さん、古賀史健さんの自己啓発本「嫌われる勇気」が依然人気であるほか、身近な人からの心理的脅迫を解説した「情緒勒索:那些在伴侶・親子・職場間、最譲人窒息的相処」はひと月で売り上げ1万冊を超えるベストセラーとなった。

ノンフィクションの分野では、異なる角度から社会階級や制度の不平等を描いた作品が注目を集めた。肉体労働に従事する作者が社会のブルーカラーに対する偏見に疑問を呈する「做工的人」が上半期ベストセラーランキング7位。また、脱北者、パク・ヨンミさんの壮絶な体験を記した「生きるための選択」は人文社会のジャンルで半年間連続ベスト5入りを果たしている。

上半期は台湾ドラマの好調に伴い、原作の売り上げも増加した。歌手のクラウド・ルー(盧広仲)が主演を務め、高視聴率を記録した「花甲男孩転大人」の原作「花甲男孩」は、5月末の放送開始以来、週を追うごとに売り上げが伸びた。

上半期ランキング1位となったのは、著者である林奕含さん自身の体験を基に塾の先生にみだらな行為をさせられた女子中学生を描く長編小説「房思[王其]的初恋楽園」。著者の林さんが今年4月に自殺し、社会に大きな波紋を広げた。

(陳政偉/編集:楊千慧)