レオンベルガーってどんな犬?

レオンベルガーを普段から目にする機会はそれほど多くはありませんが、日本でも熱心な愛好家がいるレオンベルガー。ヨーロッパではレオンベルガーは「家庭犬」として根強い人気があります。今回はそんなレオンベルガーの魅力をご紹介です。

レオンベルガーの歴史

1800年代のヨーロッパでは品種改良が盛んに行われ、多くの犬種が誕生しています。レオンベルガーも比較的歴史が浅く、1846年のドイツで誕生しました。ドイツのレオンベルク州において、州紋章のライオンに似せた犬種を作ろうとしたことが始まりだといわれています。「レオンベルガー」という犬種名もレオンベルグという土地名から名づけられました。

レオンベルガーの改良の基礎犬となったのはセントバーナードとニューファンドランドです。更にライオンに似せるためにクーバースやグレートピレニーズが掛け合わされ、現在のレオンベルガーの姿となりました。

体が大きく穏やかで賢いレオンベルガーはドイツでは大変人気で、1907年頃にイギリスへも渡ることとなりました。しかしイギリスにおいては「雑種」という扱いで新しい「犬種」としては認められませんでした。そんな中でも威風堂々とした立派な姿はイギリスの貴族や女帝から愛されていたといわれています。

その後の第二次世界大戦では、数が激減してしまい絶滅の危機を迎えますが、戦後のレオンベルガー愛好家たちの活動によって何とか絶滅の危機を乗り越えています。現在においては、日本をはじめとしてヨーロッパ以外でも知名度が上がり、家庭犬の人気犬種の一つとなりました。

レオンベルガーの特徴

レオンベルガーは、体高65cm〜80cm、体重34kg〜50kg。超大型犬と呼ばれる大きな体には、たくましい四肢としっかりとした首、バランスの良い頭部を持ちます。レオンベルガーの被毛は中長毛で、ふさふさの飾り毛が尻尾にあります。垂れた耳に長めのマズル周辺はブラックの被毛に被われています。

レオンベルガーの性格

レオンベルガーの性格は非常に温厚で落ち着きがあり、愛情深い犬種です。飼い主に従順で賢く学習能力も高いため、しつけによっては優秀な家庭犬になります。温和で吠えることは少ないため、レオンベルガーは番犬には向いていません。

レオンベルガーの飼い方と注意点

レオンベルガーの飼い方ですが、涼しい地域であれば屋外飼育も可能です。しかし、家族と過ごすことが大好きな愛情深い犬種のため、屋内飼育をすすめます。また、レオンベルガーの大きな体に合わせてしっかりとした運動が必要になります。散歩のようなじっくりと時間をかける運動を「1日2回以上、1〜2時間」かけて行いましょう。ニューファンドランドのような水かきを持ち泳ぎが好きな犬種のため、運動には泳ぎも取り入れてあげましょう。

レオンベルガーは基本的には穏やかな性格ですが、身体が大きく力も強いため、子犬の頃から信頼関係を築いてしっかりと服従トレーニングを行いましょう。中長毛の被毛には週に2〜3回のグルーミングを行い、シャンプーも定期的に行ってください。

レオンベルガーが気を付けたい病気

胃捻転鼓腸症股関節形成不全肘関節形成不全

レオンベルガーは、大型犬や胸の深い犬種に見られる病気にかかりやすいです。エサは消化の良いものを2回に分けてゆっくりと食べさせるようにしましょう。食後は落ち着いて過ごさせ、運動は控えましょう。レオンベルガーは子犬の頃から様子を確認し、異常や変化が見られる場合はすぐに病院を受診しましょう。

レオンベルガーのまとめ

凛々しく威厳を持ちながらも、愛情深く穏やかな性格のレオンベルガー。しっかりとした運動量が必要なため、広い場所とたっぷりの愛情と時間を注げる方のみ飼育可能です。

レオンベルガーの販売価格は30万円前後。日本では少ない犬種のため、ブリーダーか輸入となるようです。なお、超大型犬のため、飼育する際は事前に受診可能な動物病院を探しておくようにしましょう。