8月1日の夜、6人の子どもを持つルート一家が悲劇に襲われた。家族全員が寝静まった深夜に火事が発生したのだ。

生後7カ月から10歳までの子ども全員と、ペットの猫や犬が無事に避難できたのは、1匹の猫の活躍のおかげだった。

▼一家の末っ子ローリーちゃん、末猫のスターと犬のサンシャイン。全員無事だった

お母さんを起こしたルナ

その日、お父さんは夜勤のため家を空けていたという。お母さんと子どもたちはリビングルームで眠り込んでいた。

そして早朝になり、最初に目を覚ましたのはお母さんのエミリーさん。

異変に気付いて目を覚ましたのではなく、一家に飼われている黒猫のルナが足をかじっていたからだ。

▼ルナの写真

獲物を見せに来たと勘違い

エミリーさんはルナが“獲物”を捕らえ、見せるために自分を起こしたと思ったそうだ。子どもたちが目を覚まし、その“獲物”を見たらパニックを起こすと思い、眠たい目をこすっていたエミリーさん。

しかし、彼女が目にしたのは、獲物ではなく火事になっている自宅だった。

子どもたちが一部屋に集まっていたことや、ルナが時間に余裕をもって起こしてくれたおかげで、全員が無事に避難することができた。

なによりも、普段からルナが“獲物”を捕まえてはお母さんに見せにくる、狩りの達人だったことが、功を奏したのは間違いない。

一家は近所の家に避難。現場には消防車が駆け付けたが、残念ながら家の中はすっかり焼け落ちてしまった。

▼火災後の家の中

寄附募り生活再建を模索中

ヘラルド紙によると、家族は食べ物や洋服、生活必需品などの提供を赤十字から受けているそうだ。また、お父さんの弟夫婦の元に身を寄せているという。エミリーさんのFacebookには、避難先でも毎日を楽しんでいる子どもたちの様子が投稿されている。

エミリーさんは友人の助けを借り、GoFundMe上で寄付を募っている。2万ドル(約220万円)の目標額に対し、5日間で2900ドル(約32万円)が寄せられている。

家具や洋服、子どものおもちゃもすべて燃えてしまったそうだが、ルナのおかげで全員が無事に避難できた一家。現在は冷静に、生活を立て直す道を模索しているようだ。