NTTドコモは8月8日、飛行機での機内Wi-Fiサービスを想定し、地上のLTE基地局との通信を使う実験に成功したと発表しました。時速430kmで飛行中の飛行機で、最大27Mbpsの通信速度で地上と通信し、ライブ映像の視聴やメールの送受信などが行えた、とのことです。

高度8,700m、時速430km/hの機内で最大27Mbpsでの通信が可能

実験は、NTTドコモのLTE技術を活用した無線通信システムを宮城県に設置し、国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 電子航法研究所(ENRI)の所有する実験用航空機「よつば」に、パナソニックが開発した航空機用端末を搭載し、ANAが岩手県、宮城県、福島県上空に作成した検証用飛行ルートを、ジャムコが運航して実施されています。
 

 
実験の結果、高度最大28,500フィート(8,700m)、半径最大93kmの上空エリアがカバーされ、航空機が230ノット(430km/h)において、受信時最大27Mbpsの速度で通信が可能であることが確認された、とのことです。
 

衛星通信方式からの変更で装置小型化のメリット

一般的に、機内Wi-Fiサービスでの地上との通信には、衛星通信方式が使われています。NTTドコモが実験に成功した、飛行機と地上で直接通信する地対空通信方式の採用により、航空機に搭載する装置が小型になるメリットがあります。
 

実験用航空機「よつば」


 
先日、JALが国内線での機内Wi-Fiサービスを無料化すると発表して話題となりましたが、通信装置の小型化が燃料コスト削減につながり、航空各社で導入が進むことに期待したいところです。
 
 
Source:NTTドコモ
Photo:ANAのFacebook
(hato)