【米ビルボード・アルバム・チャート】アーケイド・ファイアが3作目のNo.1、ケンドリックが2位に再浮上

写真拡大

 カナダのロックバンド、アーケイド・ファイアの5thアルバム『エヴリシング・ナウ』が、3作連続の首位獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 初動ユニット数100,000を獲得し、堂々のNo.1デビューを飾った『エヴリシング・ナウ』。アルバムの実売(ダウンロード数)は94,000枚で、圧倒的にセールスが強い。本作は、2013年にリリースした『リフレクター』から、およそ3年半ぶり、通算5作目のスタジオ・アルバムで、全米・全英チャートでは、2010年の3rdアルバム『ザ・サバーブス』から3作連続の首位、本国カナダでは、2007年の2ndアルバム『ネオン・バイブル』から、4作連続のNo.1獲得を果たした。本作は、アイルランドやベルギーでも首位デビューを飾っている。

 今週のTOP10は、アーケイド・ファイア以外に初登場作品はなく、TOP10以下でも、27位に初登場した、シカゴ出身のラッパー、ヴィック・メンサのデビュー・アルバム『ザ・オートバイオグラフィー』まで、新作のランクインはなかった。よって、セールスやストリーミングが安定しているアーティストの作品が、再びランクアップを果たしている。

 先週の5位から2位に浮上したのは、ケンドリック・ラマーの『ダム』。本作からの新曲「ロイヤルティfeat.リアーナ」 のミュージック・ビデオが7月末に公開され、ストリーミングの上昇などを受け、アルバムも再浮上した。本作からは、今週のソング・チャートで13位にランクインしている「ハンブル」もヒット中。

 9位から4位に息を吹き返した、DJキャレドの新作『グレイトフル』も、シングル曲が強い。今週のソング・チャートでは、2位に「ワイルド・ソーツfeat.リアーナ&ブライソン・テイラー」、6位に「アイム・ザ・ワンfeat.ジャスティン・ビーバー、クエヴォ、チャンス・ザ・ラッパー&リル・ウェイン」の2曲がランクインし、その他の収録曲も視聴回数が好調。今週獲得したユニット数は、半数以上がストリーミングによるポイントだった。

 先週の12位から6位にランクアップした、21サヴェージのデビュー・アルバム『Issa Album』からは、先行シングル「バンク・アカウント」が、18位まで上昇中。続いて、先週の15位から、今週7位に再びTOP10入りを果たした、イマジン・ドラゴンズの新作『エヴォルヴ』も、シングル「ビリーバー」が今週のソング・チャートで5位に停滞する大ヒットを記録している。8位のエド・シーランも、本作『÷(ディバイド)』からは、12週の首位をマークしたシングル「シェイプ・オブ・ユー」(今週9位)が、依然として強い。

 先週の25位から13位にランクアップした、SZAの『Ctrl』も、先行シングル「ラブ・ガロアfeat.トラヴィス・スコット」が、今週のソング・チャートで、46位から37位に自己最高位を更新している。以下、15位のポスト・マローン、16位のドレイク、17位のブルーノ・マーズ、そして、先行曲「アンフォゲッタブルfeat.スワエ・リー」が今週3位にランクアップした、フレンチ・モンタナの新作『ジャングル・ルール』も、シングル曲のヒットを受けて、それぞれ上昇している。

 一方、先週首位デビューを果たした、ラナ・デル・レイの『ラスト・フォー・ライフ』は10位に、2位に初登場した、タイラー・ザ・クリエイターの新作『スカム・ファック・フラワー・ボーイ』は12位に、それぞれランクダウンしている。シングル曲のヒットや、ストリーミングが弱いアーティストのアルバムは、上位に停滞できない傾向にある。


Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、8月9日22時以降予定となります。

◎【Billboard 200】トップ10
1位『エヴリシング・ナウ』アーケイド・ファイア
2位『DAMN.』ケンドリック・ラマー
3位『Wins & Losses』ミーク・ミル
4位『グレイトフル』DJキャレド
5位『4:44』ジェイ・Z
6位『Issa Album』21サヴェージ
7位『エヴォルヴ』イマジン・ドラゴンズ
8位『÷』エド・シーラン
9位『ディセンダント2』サウンドトラック
10位『ラスト・フォー・ライフ』ラナ・デル・レイ