松江哲明監督

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映画『アトラクション 制圧』公開記念イベントが8月8日、新宿シネマカリテにて行われ、松江哲明監督が出席。ロシアで大ヒットした本作について「突っ込みどころは満載なのですが、設定をしっかり作って、それぞれを対比させるわかりやすさがある。安心して見られる映画です」と感想を語っていた。

[動画]映画『アトラクション 制圧』予告編

本作は、『スターリングラード 史上最大の市街戦』のフョードル・ボンダルチューク監督がメガホンをとった、巨大宇宙船が飛来したロシアを舞台に、異星人科学者ヘイコンと、ロシア軍司令官の娘ユリアとの交流を描いた物語。

松江監督は、ボンダルチューク監督について「演出が『トランスフォーマー』のマイケル・ベイみたいで好きなんです」と語ると、本作についても「なにかあると」と感じ初号試写を見に行ったという。

「約120分という尺ですが、90分ぐらいにできる映画を、あえて二重、三重に演出を重ねたり、切ればいい部分も残していたり……。そして盛り上がるポイントを過剰に演出するところなどは本当にマイケル・ベイっぽい」と笑顔を見せると「突っ込みどころはたくさんあるのですが、その国で爆発的にヒットするご当地映画というものは、他国ではなかなか受け入れるのが難しいんですよね」と解説。さらに松江監督は、「すごくいいことを言ったあとで、おっちょこちょいな場面があったり、突っ込みを入れられる部分が本作の魅力となっている」と語っていた。

松江監督といえば、ドキュメンタリー映画『フラッシュバックメモリーズ 3D』が第25回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞を受賞したり、ドラマ『山田孝之のカンヌ映画祭』でメガホンをとるなど、さまざまな活動を繰り広げているが、「いかにして新しいアングルを見つけるかなど、いつもおもしろいところを探そうとしている監督ですね」と賞賛。

新宿シネマカリテで開催中の真夏の祭典「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」での上映に「すごい変わった映画で、年間ベスト1みたいな作品ではないですが、見るタイミングによってはグッとくる、嫌いになれない映画」と称した松江監督。その言葉どおり、知的好奇心をくすぐる1本となっている。(text&photo:磯部正和)