元町仲通りにある店舗。2階は茶寮になっており、お茶と一緒に和菓子が楽しめる

写真拡大

西洋文化の影響が、今も根強く残る横浜・元町。そんな洋菓子のイメージのある元町に店を構え、17年に14周年を迎えた創作和菓子店「香炉庵」。看板商品は、「黒糖どらやき」(1個195円)だ。

「黒糖どらやき」(1個195円)。たっぷりの粒あんでコロンとした形も愛らしい

■ モダンな和菓子店が作る、定番どらやき

「黒糖どらやき」は、ふわふわに焼きあげた生地に北海道産の小豆を炊いた粒あんがたっぷりと入る。皮とあんに練りこまれた沖縄の黒糖の風味と、北海道産しゅまり小豆の素朴な甘さが楽しめる上品などらやき。3時間かけて炊き上げられたしっとり粒あんは、口当たりもまろやか。岐阜産の小麦粉に、神奈川県産の長寿卵など、素材はすべて国産だ。

■ 手みやげにも最適なパッケージ

複数個手みやげに持っていく際は、モダンな包装のパッケージもうれしい。5個入り972円などはサービス箱での対応となる。直径8cmと小ぶりで、ちょっと食べるにも手みやげに持っていくにもいいサイズだ。

■ 本店工房で手作り

現在、4店舗と期間限定出店などで展開する「香炉庵」。その店舗の商品は、すべて本店に併設されている工房で手作り。本店のカウンターからはその様子を垣間見ることができる。

特に、「黒糖どらやき」は常に焼きたての状態で出されるため、時間によっては品切れになることもしばしば。常温で3日と日持ちは短いが、焼きたてだからこその味わいなのだ。春はサクラ、夏は湘南ゴールド、秋はクリやリンゴといった季節ならではのあんが入る、「季節のどらやき」(1個227円)も、常連客が楽しみにしている商品。

そのほか、創作性あふれる和菓子が豊富な「香炉庵」。横浜元町という異国情緒あふれる街にもなじんでいる。元町で観光をした後、何にしようか迷ったら、まずは「黒糖どらやき」を手みやげにしよう! 【横浜ウォーカー】