理化学研究所RIビームファクトリーで生成された113番元素は「ニホニウム」という名称が付けられている。理化学研究所の仁科加速器研究センターによれば、ニホニウムは亜鉛の原子核とビスマスの原子核を衝突させて融合させることで生成できるという。(イメージ写真提供:123RF)

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 理化学研究所RIビームファクトリーで生成された113番元素は「ニホニウム」という名称が付けられている。理化学研究所の仁科加速器研究センターによれば、ニホニウムは亜鉛の原子核とビスマスの原子核を衝突させて融合させることで生成できるという。
 
 ニホニウムという元素名には「日本」という国名が入っていることが分かるが、ほかの元素にも国名が入っているものが複数存在する。中国メディアの今日頭条は7日、日本やドイツなど、国の名称が入っている元素は複数あるのに「なぜ中国の名前が入った元素はないのか」と問いかける記事を掲載した。
 
 元素番号32の「ゲルマニウム」はドイツの科学者であるクレメンス・ヴィンクラーが1886年に発見したもので、ドイツの古名であるゲルマニアにちなんで名付けたものだ。また、元素番号84のポロニウムはポーランドの国名にちなんで名付けられている。
 
 また、元素番号87の「フランシウム」はフランスが、元素番号95の「アメリシウム」はアメリカがそれぞれ語源となった元素だ。国名が入っている元素は他にもあるのだが、中国の国名が入った元素は今のところ存在しない。
 
 記事は、ニホニウムが2016年11月30日に正式に命名されたことで「日本人は祖国の名前を元素周期表に刻み込むことに成功した」と主張。また、中国も自国の名前を永遠に元素周期表に残したいものだとし、それに成功した日本に対して羨望の眼差しを向けた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)