記者会見で質問者をさす枝野幸男氏=8日午後、東京・永田町、長島一浩撮影

写真拡大

 民進党枝野幸男元官房長官は8日に記者会見し、21日告示、9月1日投開票の代表選への立候補を正式に表明した。民主党政権時に決めた「2030年代原発ゼロ」の年限前倒しは可能との見解を明らかにした。

 原発ゼロ方針をめぐっては、蓮舫代表が3月の党大会で「30年ゼロ」を表明することを検討したが、連合が猛反発して断念した経緯がある。7日に立候補会見した前原誠司元外相は「30年代ゼロ」を踏襲しており、論戦テーマの一つとなりそうだ。

 枝野氏は「再生可能エネルギーの普及や技術革新などが(30年代ゼロ決定時より)前倒しで進んでいる」と指摘。「30年代まで自民党政権が続いていれば(ゼロは)無理。衆参で過半数を持たせて頂ければ様々なことが進められる。前倒しできる」と述べた。

 共産党を含む野党共闘は継続の意向だ。野党再編については、「自民党に代わりうるのは民進党以外あり得ない」と断言。「第2自民党では本物に勝てるはずがない」とも述べ、多様性を認めて支え合う社会像や、情報公開の徹底、原発ゼロの実現、専守防衛に基づく安全保障政策などを党の旗印にする考えを示した。(岡本智)