懇談会で被害者を慰める文大統領=8日、ソウル(聯合ニュース)

写真拡大

【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8日、加湿器殺菌剤により韓国で多数の死傷者が出た問題で、青瓦台(大統領府)で被害者との懇談会を開き、「政府を代表して深く謝罪する」として、「責任を取るべき企業がある事故だが、政府も重い責任感を持って支援していく」と述べた。

 同問題が2011年に表面化し、社会的な問題に発展してから大統領が正式に謝罪したのは初めて。
 被害者団体などは毒性化学物質「PHMG」が含まれた加湿器殺菌剤により、11年から先月7日までに政府に被害を申し出た約5600人のうち、1200人以上が死亡したと主張している。
 文大統領は「これまで政府は加湿器殺菌剤の被害を予防できず、被害発生後も積極的に対応しなかった」と指摘。「正確な原因究明や医学的調査をしっかり行うことが優先課題」として、「原点からやり直す思いで取り組んでいく」との姿勢を示した。