「双日スイッチ」の仕掛けに見入る子どもたち(東京都内、双日提供)

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 総合商社のわかりにくい仕事のなかみを家族に伝えたい――。大手商社・双日がこのほど、社員の家族を本社に招いて「ファミリーデー」を開いた。NHKの人気番組「ピタゴラスイッチ」をもとに発案した「双日スイッチ」を披露した。小さなボールが転がることで、双日が手がける仕事にまつわるさまざまな仕掛けが動く仕組みだ。

 「双日スイッチ」は全長約25メートルで、制作期間は4カ月。東京都千代田区の本社のあるビル21階の会議室に3日がかりで設置した。藤本昌義社長がスタートボタンを押すと、ボールが転がりながら28個の仕掛けが順番に作動。航空機、自動車、エネルギーなどの大規模ビジネスから、トイレットペーパーやお菓子、靴など生活に身近な商品まで、双日があつかう仕事にまつわる仕掛けが動くたびに、参加した子どもたちから歓声があがった。

 この日は、社員の家族約450人が参加した。監査部で働く母と一緒に見学した小学3年の坂口仁之介さん(9)は、「お母さんの会社をよく知らなかったけど、いろんなものを作っていてすごいなと思った」と満足げだった。

 藤本社長は、「家族の支えがあるから社員が安心して仕事ができる。家族を巻き込んだ会社こそ成長する」と話した。(鬼原民幸)