キム・ギドク監督を暴行容疑で告訴…俳優A側「演出ではなく暴力、徹底的に捜査してほしい」(総合)

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女優A氏側がキム・ギドク監督の事件に対し「俳優の感情演技のために暴行を振るう事が“演出”という名目で合理化することはできない。これは“演出”ではなく“暴力”だ」と指摘した。

「映画監督キム・ギドク事件共同対策委員会」は8日の午前、ソウル瑞草(ソチョ) 区ソウル地方弁護士会館で記者会見を開き「徹底して聖域なき捜査を望む」と要求。

共同対策員会は、記者会見で「“演出”という名目で俳優たちに振るう暴力、強要などの問題解決のため、映画界の自助努力を促す」と伝え、政府に向かっても「映画界の人権侵害、待遇改善のための定期的な実態調査の実施、及び関連予算を積極的に編成してほしい」と述べた。

記者会見に女優A氏は出席せず、ソ・ヘジン弁護士、アン・ビョンホ全国映画産業労働組合委員長、チェ・ユニ女性映画人会代表、パク・ジェスン「撮るフェミニスト」代表、イ・ミョンスク韓国女性児童人権センター代表などが出席した。

共同対策委員会は、該当事件が「単純に、一人の映画監督と一人の女優の間で起こった事件ではない。映画監督という優越した地位と、自身が絶対的に掌握している映画撮影現場を利用した事件だ」と主張。

そして「多くの映画スタッフの前で頬を殴り、暴言と侮辱、事前に合意していない『共演俳優の性器を直接手で握る行為』を強要した」と主張し「事実とは異なるデマをまき散らし、被害を受けた女性俳優の名誉を棄損した事件である」と指摘した。

メディアに対しても「事件に対する憶測報道と、被害女性俳優の個人情報を暴く行動を今すぐ中断してほしい」と要請した。

これに先立って、俳優A氏は2013年、映画「メビウス」の撮影当時、キム・ギドク監督から暴行を受け、シナリオにはなかったベッドシーン強いられたと主張し、先月キム・ギドク監督を強要・暴行・侮辱・名誉棄損の嫌疑で告訴。

キム・ギドク監督は告訴された後、暴行部分に対して「演出者の立場で映画のリアリティを高めるために集中し、その中で発生した事件であり、多くのスタッフが見守る中で起こった事なので、個人的な感情は全くなかった」と解明した。

また「暴力問題の他、シナリオにはないシーンを強要したという主張は、演出者の立場として最善を尽くしている経緯で発生した誤解だと思う。傷を受けてしまったその俳優には申し訳ない」と謝罪のコメントを出した。

映画「メビウス」は、夫の浮気で憎悪の感情が生まれた妻が、復讐のため息子に致命的な傷を与えるという内容の作品だ。