鴨川シーワールドで保護していたアカウミガメの卵がふ化。8月8日早朝に子ガメたちが姿を現した

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鴨川シーワールドでは、 園内の「ウミガメの浜」で保護していたアカウミガメの卵が8月6日にふ化し、 8月8日(火)に55匹が砂の中から姿を現した。

【写真を見る】無事に誕生した子ガメは、台風通過後に放流予定

鴨川市内の海岸では、 毎年アカウミガメが上陸し産卵している。 同館では、2002年よりふ化に適さない場所に産卵されたアカウミガメの卵を、ウミガメ専用施設「ウミガメの浜」のふ化用の砂浜に収容、生まれた子ガメを海へ放流する保護活動を行っている。

今回ふ化したアカウミガメの子ガメは、鴨川市内の海岸で6月6日に産卵が確認されたもの。台風3号の通過による卵の冠水や流失の恐れがあったため保護し、子ガメのふ化を見守っていた。

8月6日の夕方に飼育員がふ化を確認し、 8月8日(火)の早朝に子ガメたちが一斉に姿を現した。

鴨川シーワールド 広報企画課の山口さんは、「もともと自然の海岸に生まれたウミガメを、問題がなければ見守るだけなのですが、場所や状態が悪い場合には緊急保護しています。今回、保護したウミガメが無事に孵ったということは嬉しい事です」とコメントしている。

子ガメたちは、例年であれば自力で海へと帰っていくが、今回は台風5号の影響により海上が大しけとなったため、今後海上の状態を見て、東条海岸へ放流を行う予定だという。【ウォーカープラス編集部/ホシ】