今、世界を震撼させているニュースをご存知だろうか。それは、20歳のイギリス人モデルが撮影の仕事だと思い向かった先で拉致され、性的サービスのためネットオークションに売り出されそうになったというもの。

被害に遭ったのは、ロンドン在住でセクシーモデルとして活動していたクロエ・アイリングさん。先月、エージェントを通してミラノでの仕事の依頼を受けたところ、現場のマンションに到着するや否や2人の男に襲われたという。

「黒い手袋をした男に背後から襲われました。1人の男は片手を私の首に、もう片方の手で口を覆いました。そして、目出し帽をかぶっていた別の男には右腕に何かを注射されました。私はおそらく気を失ったのでしょう。気づいたら車のトランクにいて、手首と足首は縛られ、口はテープで覆われていました。バッグに入れられていて、小さな穴から息をしていました」

さらに小屋に連れて行かれ、1週間そこで家具と手錠で繋がれていたことを告白。誘拐犯は、エージェントに対してネットオークションへの出品を中止する代わりに、30万ドル(約3300万円)を要求。さらに「ブラック・デス・グループ」という不法人身売買をする団体であることを明かしたという。クロエさんは中東に売られる予定だった模様…。

一方でクロエさんは、逮捕された男との「奇妙な信頼関係」についても吐露。

「実は、犯人には一切触れられませんでした。誘拐された女の人と性的関係を持つことはグループの掟に反するのだそうです」

また、毎日シャワーを浴びることを許され、下着の替えもあり、チョコレートも買ってきてくれたとも明かしている。そして、この男がクロエさんを英国領事館で解放したのだそう。

…と言うのも、「ブラック・デス・グループ」は子どものいる女性は売らないというポリシーを持っているから。クロエさんの場合は、拉致後に2歳になる子どもがいることが発覚。そのため、オークションに出す代わりにエージェントに身代金を要求したという。

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保護されたクロエさんは先日会見を開き、イタリアとイギリスの警察に感謝をした。

「恐ろしい経験でしたし、命の危険を感じました。私の無事解放を助けてくれたイタリアとイギリスの警察に感謝しています。イタリアで4週間が経過し、イギリスに帰国したばかりで、まだ頭の整理ができていません。また、イギリスの警察から事情聴取を受けるまで私はこの件について一切話すことを許されていません」

警察は事件に関与したもう1人の男の行方を追っているほか、闇サイトが本当に実在するのかを含め捜査をしているそう。恐ろしい事件だが、クロエさんが無事帰国できたことが何より。