小田急のロマンスカー(写真: 小田急電鉄の発表資料より)

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 小田急電鉄は、小田原線で行っている複々線化完成に伴い、平日朝方通勤時間帯のロマンスカー「モーニングウェイ号」を2018年3月のダイヤ改正から運行する。

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 同社は通勤時間帯の混雑緩和と輸送力強化のニーズに伴い、2004年から代々木上原―向丘遊園地間のおよそ21.5キロメートルの区間で、複々線化をメインとした改良工事を進めてきた。今回、東北沢―下北沢間の0.7キロメートルの複々線工事完了を待って、ダイヤ改正期の2018年3月をめどに早朝の通勤時間帯を走る特急ロマンスカーの増発を行い、混雑緩和を図る。

 さらに早朝の通勤時間帯を走る特急ロマンスカーの愛称を、2016年12月19日から2017年1月12日わたり、Web上で一般から募集。応募総数16,167件から第1位となった「モーニングウェイ号」が選ばれた。

 すでに夕方から夜にかけての帰宅時間帯に走る特急ロマンスカーが「ホームウェイ号」の愛称で運行していることから、利用客に認知されやすく対をなす呼称であることも「モーニングウェイ」の名称選定の決め手となった。なお、東京メトロ千代田線直通の特急ロマンスカーは「メトロモーニングウェイ号」の愛称で運行される。

 同社では複々線事業の結果、現在通勤時間帯の混雑率(2015年時)が191パーセントから160パーセントに緩和されると試算しており、また主要駅から新宿・代々木上原への到着時間は、現行時間から3分〜10分程度短縮されるとみている。

 路線の複々線化事業と並行するように、駅周辺の環境整備も進めている。例えば代々木上原駅―梅ヶ丘駅間は地下化するため、地上の線路跡地をどのように利用するかを東京都、世田谷区、渋谷区と協議。その結果「街のにぎわいや回遊性、子育て世代が住める街、文化」をキーワードに、全体を3つのゾーンに分けて街づくりを推進することになった。その距離約1.7キロメートル、鉄道上部面積約27,500平方メートルの「下北沢地区上部利用計画」は、2013年の着手から現在も着々とその歩みを進めている。