7日、韓国・ニュース1などによると、韓国の若者らが、釜山の日本総領事館前に設置されている慰安婦像前から、全国の慰安婦像を巡る総距離820キロの「巡礼」旅に出発した。写真は釜山・日本総領事館前の慰安婦像。

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2017年8月7日、韓国・ニュース1などによると、韓国の若者らが、釜山(プサン)の日本総領事館前に設置されている慰安婦像前から、全国の慰安婦像を巡る総距離820キロの「巡礼」旅に出発した。

韓国の民族運動団体「興士団(フンサダン)」所属の若者らは7日、釜山から慶尚南道(キョンサンナムド)金海(キメ)市、全羅道(チョルラド)、忠清道(チュンチョンド)を経て、ソウルまで全国に設置された慰安婦像を巡る旅に出た。日程は16泊17日、今月24日までの予定で、慰安婦問題をめぐる日韓合意の撤回を求めるとともに、再交渉に向けての国民世論を呼び起こすことが目的という。

興士団は同日午前9時、釜山の慰安婦像近くの広場で巡礼の出発式を行い、「文在寅(ムン・ジェイン)政府は韓日慰安婦交渉を破棄し、再交渉を準備しなければならない」と主張した。また、「(ソウルの)日本大使館前の少女像(慰安婦像)はもちろん、すでに設置されているいかなる少女像も、日本の要求によって移転・撤去の対象となってはならない」とし、「むしろ世界の至る所に(慰安婦像の)設置を増やし、全世界の市民の人権意識を高め、戦争拒否の象徴として地位を確保していかねばならない」と強調した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「暑い中、大変だけど、健康に気を付けて目的を達成してほしい」「正しい行動だ」「彼らを誇りに思う」など、若者たちの行動を称賛する声が寄せられたが、その一方で、「どうせなら日本に行って行動したらどうだ?家の中で騒いでいても相手には聞こえないぞ」と、国内での活動に対する疑問の声もみられた。

また、「日本は韓国に対し強硬姿勢を崩さず、しっかりとした謝罪と補償をしていない。再び過去に犯したようなことをしないという心構えを持てば、しっかりとした謝罪と補償をすることができるだろう」と日本へ真の謝罪を求める意見や、「日本が言う通り、本当に韓国がお金を受け取っていたなら、韓国がお金を返さない以上、日本が意地を張っているのは当然。もし韓国がお金を受け取っていないなら、当然再交渉しなければならない」と、韓国側の対応を見直す必要に言及する意見もあった。

多くのコメントの中には、日韓の現状を憂えるコメントもあった。あるユーザーは「韓国社会が清算すべきは『植民地劣等感』だ。いつまで日本に過去の歴史問題を突きつけ続けるんだ?無理に日本から謝罪を受けても、それが真の謝罪なのか?日本は韓国と同じように表現の自由がある国だ。そんな謝罪を受けても、どうせ後から右翼の妄言が出てくるのは明らか。そして、韓国のレベルの低いメディアが、それ受けて反日感情をあおる記事を書くことになる。互いにそんなくだらないことを繰り返すより、日韓の民間交流をさらに活発にすることが過去の問題を解決するための鍵となる」とつづった。(翻訳・編集/三田)