ドル110円半ばで一進一退、米CPIなどに関心向かう

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[東京 8日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル安/円高の110円半ば。手掛かり材料に乏しい中、朝方からじりじり値を下げた。国内輸出企業のポジション調整などが指摘された。市場は、週後半の米消費者物価指数(CPI)などに関心が向かっている。

午後のドルは110.50─60円台で一進一退となった。下落した場面では、輸出企業のドル売り/円買いが入っているとの見方が出ていた。

製造業を中心とした大手輸出企業では、第1・四半期の決算発表を終えるとすぐに夏休みに入るところが多く、「夏休みを前にポジションを落としておこうという動きが出ているのではないか」(国内金融機関)との声が出ていた。

材料に乏しい中、市場の関心は10日の米ニューヨーク連銀のダドリー総裁の講演や11日発表の米CPIに向かっている。イベントを前にして「ここからはドル/円を売りにくい。どんどん下げる流れではないのではないか」(別の国内金融機関)との声も聞かれた。

朝方のドルは110.70円台を中心にもみ合いが続いた。夏休みムードが出る中、日経平均がほぼ横ばいで推移するのを眺めて「動きようがない」(国内金融機関)とされた。仲値公示にかけての実需筋のフローも通常より少なかったもよう。

午前11時前に株価が下げ基調となった場面では、ドル/円も商いを伴って、一時110.57円に下落した。

一方、人民元の基準値が元高・ドル安方向に設定され、ドル/人民元(CNY)は昨年10月以来の安値に一時下落した。

        ドル/円<JPY=>  ユーロ/ドル<EUR=>  ユーロ/円<EURJPY=>

午後3時現在 110.55/57 1.1806/10 130.52/56

午前9時現在 110.76/78 1.1797/01 130.67/71

NY午後5時 110.73/76 1.1793/98 130.61/65

(為替マーケットチーム)