ネイマール移籍の余波、ブラジルに拡大 古巣サントスが“漁夫の利”で計16億円要求か

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サントスは13年にバルサ移籍時の契約条項不備を指摘、5億円超をプラスで申告の見込み

 ブラジル代表FWネイマールのパリ・サンジェルマン(PSG)移籍は、サッカー史上最高額となる2億2200万ユーロ(約290億円)という巨額の移籍金を生んだ。

 両クラブやネイマールが去ったバルセロナファンにしこりを残し、移籍に深く関わったとされる父親のネイマール・シニア氏らに“守銭奴”的なイメージがついたが、ネイマールの古巣サントスが“漁夫の利”を得ようとしているという。スペイン紙「マルカ」が伝えている。

 移籍において発生するのは、当該クラブ間の移籍金だけでなく「連帯貢献金」というものがある。FIFAが2001年に定めた同ルールでは、移籍金の5%が連帯貢献金となり、12歳から23歳まで当該選手が所属したクラブは移籍金を受け取るクラブに申告できる。

 2011年のFIFAクラブワールドカップに出場するなど、ネイマールが頭角を現したサントスにもこの権利があり、連帯貢献金890万ユーロ(約10億5000万円)を手にすることができる。またブラジルの「グローボ・エスポルテ」紙によると、2013年にサントスからバルサに移籍した際、契約条項に不備があったとして450万ユーロ(約5億5000万円)をプラスで要求すると伝えられている。

 つまり、サントスとしては合計金額1340万ユーロ(16億円)を受け取れるチャンスと見ているようだ。ただし、バルサ側は「ネイマールはすでにフリーエージェントとなっていて、別のチームが来て契約した」と後者の不備については取り合わない姿勢を打ち出している。

 ネイマールを巡る金銭面の駆け引きは、大西洋も越えて続くことになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images