お父さんは「ゴンタ」、お母さんは「花ちゃん」、子供たちは「チビちゃん」…家族の中で愛犬の呼び名を変えて呼んでいませんか?

また、しつけの際に同じコマンドでも、言う人やタイミングによって異なる言葉を使う。昨日までや子犬の頃はOKだったものが、成犬になった途端に禁止になりやめさせようと叱る。

飼い主のこれらの行動は全て犬を混乱させる要因になります。今回はそんな「犬を混乱させないために必要な家庭のルール」について説明します。

なぜ犬を混乱させてはいけないの?

なぜ犬を混乱させてはいけないのでしょうか。それは「しつけ」に関係します。犬を混乱させることでしつけがうまくいかなくなってしまうのです。

それではなぜしつけが必要なのでしょう。「かわいそうだからしつけはしない。自由にさせる」と言う方が時々いますよね。しかし、しつけされずに育ったことで攻撃的で制御がきかなくなった犬が人間社会で問題を起こし、結果として不自由な思いをさせる。そんな悲しい事態が頻繁に起きています。

つまり、しつけを行うことは「犬が人間社会で自由に快適に暮らす」ためにも重要なものなのです。

「変わる」が犬を混乱させてしまう

そんな「しつけ」を行う際に気を付けたいのが犬を「混乱させないこと」です。次に犬を混乱させてしまう例をご紹介します。

人によって呼び名が変わる

犬は「これが自分の名前だ!」というように、名前そのものの”意味”を理解しているわけではありませんが、しつけのコマンドの前に呼び名を付けることで「名前」を”指示前の号令”だと捉えることができます。前頁で紹介したように家族によって呼び名を変えてしまうことで、名前の後に続くコマンドを実行させづらくなってしまいます。

人によって指示語が変わる

「来い」を「おいで」、「待て」を「ストップ」など、しつけの指示語が変わるのも混乱させる要因です。犬は指示語とコマンドをくっつけて覚えるため、指示語の伝え方が変わることでコマンドにも迷いが生じてしまいます。指示語は統一して、短くはっきりと伝えるようにしましょう。

日によって態度が変わる

飼い主の機嫌や日によって指示を変えることも混乱を呼びます。昨日は叱られなかったことを翌日は叱られるなど、飼い主の不安定な態度は犬がいつまでも指示を覚えない要因となります。

成長によって指示が変わる

日によって態度が変わるのと同様に気を付けたいのが、成長段階によって指示を変えてしまうことです。例えば甘噛みや散歩の引っ張りなど、子犬のうちは可愛いからと許されたことが、成犬になり力が強くなった途端に禁止されても犬は理解せず、しつけを困難にさせます。

まとめ

人によって呼び名が変わる人によって指示語が変わる日によって態度が変わる成長によって指示が変わる

しつけを行う上で、上記にあげたような変化で愛犬を混乱させてしまわないために、家族みんなで統一させた「家庭のルール」を決めましょう。まずは家庭のルールを決めることが、しつけをスムーズにさせ、愛犬が快適に過ごすための第一歩になります。

また、しつけを行う上で大切にしたいのが、良いことをしたら十分に「褒める」ことです。犬は飼い主に褒められることが喜びになります。食べ物やおもちゃをご褒美にするだけでなく、同時に「言葉で褒める」「身体をなでて褒める」といった行動を行うことで、それらが犬にとって嬉しいものになります。しつけが喜びにも変われば、犬にとってもしつけは悪いものではないですよね。

ぜひ混乱させる要因を知って、家族みんなで愛犬が快適に過ごすためのルールを作ってみてくださいね。