薬物使用について「良心に恥じることは何もしていない」とエラーニ

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 国際テニス連盟(ITF)の発表によれば、元全仏オープン準優勝者のサラ・エラーニ(イタリア)は2月のテストの際に、禁止薬物レトロゾールで陽性反応を示したため、2ヵ月の出場停止処分を科されることになる。

 エラーニの弁護団は、彼女の母の癌の薬からの汚染であると主張している。

「私は自分の人生で、キャリアを通し、一度も禁止薬物を摂取したことはない」と、エラーニは声明文の中で言った。「(こんなことになり)ものすごくがっかりしているけれど、同時に良心に恥じるようなことは何もしていないという意味で心安らかだし、自分は何も悪いことはしていないと知っている」。

 審査団は、エラーニの落ち度は判断基準の等級の低い方に位置するが、それでも8月3日から2ヵ月間の出場停止処分に服すべきである、とした。

 29歳のエラーニは、また2月16日から6月7日まで遡って失格となり、その間の成績は無効となる。この期間の彼女の目につく成績は、5月のラバト(モロッコ)での準決勝進出、そして全仏オープンでの2回戦負けだけだ。

 エラーニの出場停止処分は10月2日に終わるため、必然的に彼女の全米オープン(8月28日〜)出場は不可能となる。

 エラーニは2012年全仏決勝でマリア・シャラポワ(ロシア)に敗れて準優勝しており、ロベルタ・ビンチ(イタリア)と臨んだ女子ダブルスで生涯グランドスラム(キャリアを通して異なる4つのグランドスラムで優勝すること)を達成していた。

 現在、世界ランク98位のエラーニは、WTA大会のシングルスで9度優勝し、ダブルスでは25のタイトルを獲得している。彼女は2013年にシングルス・ランキングでキャリア最高の5位に至っていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は薬物テストで陽性反応を示し、2ヵ月の出場停止処分が科されたサラ・エラーニ(イタリア)。彼女は無実を主張している。(写真◎Getty Images/5月の全仏で撮影)
Photo: PARIS, FRANCE - MAY 29: Sara Errani of Italy reacts during the ladies singles first round match against Misaki Doi of Japan on day two of the 2017 French Open at Roland Garros on May 29, 2017 in Paris, France. (Photo by Adam Pretty/Getty Images)