第16回世界陸上ロンドン大会、女子1500メートル決勝。優勝を喜ぶフェイス・キピエゴン(中央、2017年8月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】第16回世界陸上ロンドン大会(16th IAAF World Championships in Athletics London)は7日、各種目の決勝が行われ、女子1500メートルではケニアのフェイス・キピエゴン(Faith Kipyegon)がスプリント勝負を制し、優勝を飾った。

 最終周で激しさを増したレースでは、リオデジャネイロ五輪金メダリストのキピエゴンがホームストレートで他の選手を寄せ付けず、4分2秒59のタイムで栄冠に輝いた。キピエゴンはレース後「速くなるのはわかっていた。素晴らしいクオリティーのトラックだから」とした上で、「家族と勝利を祝うのが楽しみ」と喜んだ。

 銀メダルには0秒17差で米国のジェニファー・シンプソン(Jennifer Simpson)、銅メダルには0秒31差で800メートルのスペシャリスト、南アフリカのキャスター・セメンヤ(Caster Semenya)が輝いた。一方、前回女王のゲンゼベ・ディババ(Genzebe Dibaba、エチオピア)はトップから4秒以上遅れ、最下位に沈んでいる。

 男子110メートルハードルでは、ジャマイカのオマー・マクリオド(Omar McLeod)がこちらもリオ五輪に続くタイトルを獲得。レース後には、今回の勝利を自身の母と同胞のスーパースターであるウサイン・ボルト(Usain Bolt)にささげると話した。

 一方、2012年ロンドン五輪金メダリストで世界記録保持者のアリエス・メリット(Aries Merritt、米国)は5位に終わり、2年前の腎臓手術を経て今大会でメダルを手にするという夢はかなわなかった。

 スタートからフィニッシュまでトップで駆け抜けた23歳のマクリオドは13秒04をマークし、今回は中立選手として出場している前回王者セルゲイ・シュベンコフ(Sergey Shubenkov)を13秒14の2位、ハンガリーのバラージュ・バーイ(Balazs Baji)を13秒28の3位に抑えた。

「信じられない。最高の瞬間だ」と喜びを爆発させたマクリオドは、「母がスタンドから観戦していたから今夜は勝たなくてはいけなかった。この勝利は母にささげる」と語った。

 また、ボルトだけでなく、リオ五輪で2冠を達成したエレーン・トンプソン(Elaine Thompson)も女子100メートルで金メダルを逃すなど、今大会では同胞が苦戦を強いられている状況を受けてマクリオドは、「とにかくジャマイカの国旗を高々と掲げたかった」とした上で、「ウサイン・ボルトは伝説さ。この勝利をあなたにもささげます!」と母国の英雄をたたえた。

 女子三段跳びは、ベネズエラのジュリマール・ロハス(Yulimar Rojas)、女子ハンマー投げ決勝は、ポーランドのアニタ・ウロダルチュク(Anita Wlodarczyk)が表彰台の頂点に立っている。
【翻訳編集】AFPBB News