全仏オープンテニス、女子シングルス2回戦。リターンを打つサラ・エラーニ(2017年5月31日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国際テニス連盟(ITF)は7日、イタリアのサラ・エラーニ(Sara Errani)がドーピング検査で失格となり、2か月間の出場停止処分を科されたと発表した。

 2012年の全仏オープンテニス(French Open 2012)でファイナリストになった実績を持つ元世界ランク5位のエラーニは、今年2月の抜き打ち検査で禁止薬物のレトロゾール(letrozole)に陽性反応を示した。レトロゾールは乳がんの治療薬として使用されているが、マスキング剤としての用途もあることで知られている。

 ITFは声明で「当連盟の独立裁定機関は、サラ・エラーニが反ドーピング規則違反を犯したことを突き止めた。この結果、違反した期間の成績を無効にし、同選手に対して8月3日から2か月間の資格停止処分を適用する」と述べた。

 30歳のエラーニは、今年2月から6月までの成績を取り消され、この期間に稼いだすべての賞金に加えてランキングポイントも剥奪されることになった。

 2013年に世界ランキングで自己最高の5位まで到達したものの、現在は98位まで後退しているエラーニは、自身のツイッター(Twitter)に声明を出し、「私はこれまでの人生とキャリアにおいて、いかなる禁止薬物も摂取したことはありません」と主張。

 さらには「この物質(レトロゾール)は、母親が乳がん手術のための治療薬として2012年から使用しているフェマーラ(Femara)という薬に含まれており、現在の自宅に置いてあるもの」とし、「偶発的に食事に混入した」ことによって摂取した可能性があると説明している。

 エラーニはまた、ITFの裁定結果について「とても不満」であり「深く失望した」と感じている反面、「心にやましいところはなく、自分は不正をはたらいていないことを自覚している」と強調した。
【翻訳編集】AFPBB News