【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のデービス報道部長は7日、記者団に対し、韓国軍の弾道ミサイルの性能を制限する「ミサイル指針」について、北朝鮮の核・ミサイルの脅威への対抗措置として、ミサイルの能力を向上させるための改定作業を進めていることを明らかにした。

 1979年に策定されたミサイル指針は、2012年の改定で射程を300キロから800キロに延長することで合意。聯合ニュースによると、今回の改定では、ミサイルに搭載する通常弾頭の重量を現行の500キロ以下から1トン以下に増やす方向で協議が進められている。

 弾頭重量の増加は、12年の改定でも韓国政府が求めていた。韓国政府は、有事の際に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)体制指導部が立てこもるとみられる地下司令室や地下の核・ミサイル施設を破壊するには現行の重量の弾頭では不十分としているという。