高座で自らアルツハイマー病の疑いがあることを明かした柳家小三治

写真拡大

 人間国宝の落語家・柳家小三治(77)が、認知症の一種であるアルツハイマー病を患っている疑いがあることが7日、分かった。同日出演した東京・池袋演芸場での「8月上席」の高座で明かした。また、頸椎(けいつい)にも異常が見つかっており、今月19日に長野県佐久市で行う「柳家小三治・柳家三三 親子会」に出演後、休養に入り、今月中に手術を行うことも明らかになった。

 人間国宝の“商売道具”に、思わぬ病が忍び寄っている可能性が浮上した。小三治はこの日、得意ネタの「小言念仏」を披露する前の枕部分で突然、「皆さんに発表してなかったかもしれませんけど、新しい病気が発見されたのは、今年になってからでしたかね…。何て言いましたっけね?忘れたな…、ああ、アルツハイマー」とさらりと明かした。

 「そんなこと、驚くことねえって言われて、驚いてもないんですけど」と続けた小三治に、あくまで冗談だと思った観客は爆笑。だが終演後、デイリースポーツなどの取材に応じた小三治は「今年に入ってから、アルツハイマーかもしれないと言われた」と、病院での検査でアルツハイマーの疑いがあると診断されたことを説明。関係者は「病名をはっきり言われているわけではないですが、年を取ってくると物忘れがひどくなるので、そこに対する治療をしている」と話した。

 この日は「小言念仏」をテンポ良く演じ切ったものの、枕部分で約30分間、天皇家や政治についての小話を展開した際に、安倍首相の名前が出てこなくなるなど、記憶が散漫になっていた様子。「こういう風になっちゃうんだね。いいときはスッスッと出てくるんですけど、一遍ダメだなってところに落ち込むと、もうダメ。はっきり言って、今日はダメ!」とぼやいた。

 また、今春から腕などが動きにくくなる症状も現れており、頸椎に異常が見つかったことも明らかに。今月中に手術を行うとし、「大丈夫ですよ。いろいろご心配いただいていますが、元気だから」と明るく話した。