現在は由布院観光の名物。馬車に揺られてのんびりできる

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九州きっての人気観光地のひとつ「由布院」。行ってみたい温泉地として人気が高いが、それ以外にも、地元産の食材を使ったグルメや由布岳を望む絶景なども楽しめ、さまざまな魅力があふれている。この夏は、由布院の魅力を楽しみ尽くす旅に出かけよう。

【写真を見る】広々とした湯舟から由布岳を望む女性専用露天風呂「空海の湯」

大分自動車道・湯布院ICから車で約6分でJR由布院駅に到着。まず最初は「観光辻馬車」に乗ってみよう。JR由布院駅前発着で、佛山寺や宇奈岐日女神社を馬車で巡る。田園風景を眺めつつ、心地よい馬のひづめの音を聴けば穏やかな気持ちになれるはず。所要時間は約50分だ。

[観光辻馬車]大分県由布市湯布院町川北8-2 JR由布院駅前(由布院温泉観光案内所) / 0977-84-2446 / 3〜11月9:00〜16:00 、12〜1月上旬9:30〜15:00 ※1日最大15便 / 1月上旬〜3月1日、雨天時、馬の体調不良時休み / 中学生以上1600円、4歳~小学生1100円

■ 山のホテル夢想園

由布院に来たらやっぱり温泉!雄大な由布岳や由布院盆地を一望できる絶景露天風呂に入ろう。女湯は150畳以上、男湯も約100畳と広さは由布院随一を誇る。開放的な湯舟から見渡すダイナミックなロケーションは、由布院を象徴する風景だ。5つの源泉から湧く豊富な湯量は、柔らかく優しい肌触りと評判。「豊後富士」と呼ばれる由布岳を眺めながらの入浴は解放感にひたれる。

[山のホテル夢想園]大分県由布市湯布院町川南1243 / 0977-84-2171 / 10:00〜15:30(最終受付15:00) / 不定休 / 13歳以上700円、5〜12歳600円

■ La Verveine(ラ ヴェルヴェンヌ)

温泉でさっぱりしたら、そろそろお昼時。JR由布院駅近くのフランス料理店でリッチなランチを。店主の渡辺さんは福岡市西中洲の人気店「Gho(ゴウ)」で修行後に渡仏し、「亀の井別荘」で和食も学んだという。南仏地方の料理をベースに、大葉やゴボウなど和のエッセンスも取り入れている。ランチコースは、アミューズが付いた全6品で2700円。地元・由布院の食材を使い、夏場はパプリカやズッキーニなどを用いた季節感あふれる料理を味わおう。

[La Verveine (ラ ヴェルヴェンヌ)]大分県由布市湯布院町川上3064-3 / 0977-85-7829/ 12:00〜15:00(LO14:00)、18:00〜22:00(LO20:00) / 月曜休み

■ Cafe La Ruche(カフェ ラ リューシュ)

金鱗湖までドライブしたら、美術館に併設のカフェでちょっと休憩。金鱗湖のほとりに建ち、九州産の素材を使った料理やデザートが楽しめる。ソースやジャムなどのオリジナル加工品も販売しており、おみやげにもぴったりだ。

「デニッシュトーストとガトーショコラのチョコレートパフェ」(918円)はチョコレート好きにはたまらない、食べ応え十分のパフェだ。夏場に人気なのがかき氷。マンゴー、クランベリー、抹茶、トマトの4種で全て自家製シロップを使用。なくなり次第終了なのでお早めに!

[Cafe La Ruche(カフェ ラ リューシュ)]大分県由布市湯布院町川上1592-1 / 0977-28-8500 / 9:00〜17:30(LO17:00)、日曜・祝日7:00〜 / 不定休

■ te〜(テカラ)

最後は由布院みやげを求めて塚原高原へ。由布市内より2、3度ほど気温が低く、豊かな自然が出迎えてくれる。観光協会内にある「te〜(テカラ)」は、雑貨や摘み草せんべい、玄米コーヒーなど、由布院で生産されたものを中心に扱っているショップ。木工品や陶磁器など約10名の作家による作品や食品は、センスが光るアイテムばかりだ。

[te〜(テカラ)]大分県由布市湯布院町塚原4-31 / 0977-85-2254(湯布院塚原高原観光協会) / 10:00〜17:00 / 不定休

にぎやかな観光地ながら、昔ながらの面影も残る由布院。この夏、新たな魅力を発見できるかも。のんびりドライブに出かけて穏やかに流れる時間を過ごそう。

【九州ウォーカー編集部】