反政府デモが続く南米ベネズエラで6日、軍人らのグループが「マドゥロ大統領の危険な専制政治を否定する」と武装蜂起を呼びかけ、同国中部の軍基地を襲撃した。反乱は軍本隊によってすぐに制圧された。また、政府に抵抗してきた検事総長も解任された。マドゥロ大統領は批判的な国内勢力の封じ込めに成功し、ほぼ全権を掌握した形だ。

 反乱グループはインターネット上に声明を投稿。銃を手にした戦闘服姿の男たち約20人が「合法的な抵抗を宣言する。これは憲法による秩序を立て直し、破壊された国を救うための市民と軍の行動だ」と訴え、暫定政権の樹立を求めた。軍や警察に後に続くよう訴えたが広がりはなかった。

 ロイター通信によると、軍は「テロリストが軍基地を攻撃したが、制圧に成功した」と発表。反乱グループの2人が死亡、7人が逮捕された。マドゥロ大統領は「弾丸によってテロに打ち勝った」と宣言した。