AbemaTV(アベマTV)の開局1周年を記念した大型オーディション番組『渡辺直美の女子高生オーディション』が、8月5日にスタートした。AbemaSPECIALチャンネルにて毎週土曜夜8時から放送され、3ヶ月間にわたるオーディションを通し、女子高生ボーカリストを発掘する。

 およそ1ヶ月間の募集期間で集まった応募総数は、382通。この中から177人が1次審査を通過し、全国3カ所で実施された2次審査へと駒を進めた。5日の放送では、2次審査のオーディション風景をVTRで紹介。オーガナイザーを務める渡辺直美は「すごい。素人さんですよね。パワーがすごい」と、ハイレベルな審査に見入っていた。

 面接と歌唱審査による戦いを制し、次週から放送される3次審査へ進むことができるのは、わずか約20名。番組では一足早く、3次審査への進出が決定した3名の女子高生がお披露目された。

 1人目は天性の歌声が評価された、千葉県出身の18歳、桝元空乃。2次審査で歌い直しを求められた彼女は、「その時は終わったと思った。でも、お母さんには『どうでもいい子には歌い直しさせないよ』って言われた」と、あどけない笑顔を見せる。「自分なりに精いっぱい、やれるところまでやります」と意気込んだ。

 2人目は2次審査で「自分を変えにきました」と語った、神奈川県出身の18歳、白石美成。ボイトレ経験のない声が、審査員の心に届いたようだ。普段から自信が持てず、友達と会話する時も顔色を伺ってしまうという白石。ネガティブな自分に打ち勝ち、3次審査突破を目指す。

 3人目は、透明感のある歌声で2次審査を通過した、東京都出身の18歳、浦沢凛花だ。中高6年間ダンス部に所属し、アイドルが大好きという彼女は「私も夢や希望を届けられる存在になりたい」とオーディションに参加。自身の欠点を「歌唱力。表現をもっと磨いていきたい」と語る冷静な分析力を武器に、3次審査へ挑む。

 オーディションへの参加理由は実にさまざまで、なかには白石のように「自分を変えたい」と応募する者もいる。現在では国内外問わず活躍を見せるオーガナイザーの渡辺も、中学生の頃は大勢の前に出ることが苦手だったという。渡辺は番組内で、自身のターニングポイントとなったある出来事を振り返った。

 中学2年生だった当時、仲の良い友人の前でだけ、先生や歌手のモノマネをしていたという渡辺。そんなある時、渡辺が休み時間にモノマネをしていることを知った教師が、授業の残り時間を使い「ここからは渡辺さんのものまねショーをやりたいと思います」と提案。渡辺は「急に先生が私をイジリ始めて、えー!みたいな。こんなクラスの前で?」と焦ったそうだ。

 クラスメイトの中にはモノマネを見ずに教室を出て行こうとする男子もおり、乗り気ではなかったが、友人たちから煽られてモノマネをしぶしぶ披露。するとそのモノマネが予想以上に大ウケし、教室を出て行こうとしたクラスメイトも笑っていたそうだ。渡辺はその時の心境を「それまでも芸人になりたいという気持ちはあったんですけど、本格的に舞台に立ちたいと思ったのは、その先生がきっかけです。友達や身内だけじゃなくて、色々な人の前で試したいと思った」と振り返る。

 渡辺はそんな自身の経験を踏まえ「やっぱり、一歩を踏み出すことが大事。もし今回落ちても、これで終わりではないので」と参加者に語りかけ、「楽しみです」と3次審査に期待を寄せた。

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