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●36対11!? マック軍vsマクド軍の全面抗争が幕を開ける

「マック」か「マクド」か。マクドナルドの正当な略称を巡る長年の論争は、ついにマクドナルド本体が乗り出して決着の時を迎える。雑談で多くの人が一度は触れたことがありそうなテーマだが、このタイミングでオフィシャルが介入する背景とは。

○長年の論争に決着?

日本マクドナルドが仕掛ける「マックなのか?マクドなのか?おいしさ対決」は、マック軍の「東京ローストビーフバーガー」とマクド軍の「大阪ビーフカツバーガー」が対決し、マクドナルドの愛称を巡る論争に“おいしさ”で決着をつけようというキャンペーンだ。勝敗は各メニューの商品名が書かれたツイートの数で決まる。各バーガーは8月9日の発売で、勝敗を決するツイート(投票)の期間は8月20日までとなっている。

マックの愛称を巡る論争について、日本マクドナルドでは従来、「お客様に親しんでもらっている名称なので」(日本マクドナルド・ナショナルマーケティング部の河野辺孝則上席部長)として、どちらが正当なものかという問い合わせにオフィシャルな回答を提示することは避けていたのだという。ではなぜ、この論争をあえて取り上げ、キャンペーンを展開することにしたのだろうか。

●顧客参加型のキャンペーンに注力、避けては通れない愛称論争

「マクドナルドでは最近、『名前募集バーガー』や『マクドナルド総選挙』といったように、お客様と一緒に楽しめる取り組みに力を入れています。お客様と一緒に盛り上がるキャンペーンを仕掛けるにあたり、この話題は避けて通れません」。河野辺上席部長によれば、今回のキャンペーンも、マクドナルドを「FUN PLACE TO GO」にするための施策の一環なのだという。おいしいハンバーガーと楽しい話題は、マクドナルドをFUN PLACEにするために不可欠な要素だそうだ。

○あえて対立構造を導入するマクドナルド

今回のキャンペーンでは、マクドナルド公式Twitterアカウントをフォローし、「#マック軍」あるいは「#マクド軍」のハッシュタグが付いた投稿のどちらかをリツイートすることで、任意の軍に1票を投じると同時に、オリジナル応援Tシャツのプレゼント企画に参加できる。抽選に外れた人には、リツイートで応援“しなかった”軍から「果たし状クーポン」が届く。このクーポンの出し方は、例えばガチガチのマクド派に対して、マック側のハンバーガーも食べてもらえるよう促す効果を狙った仕組みだ。

キャンペーン発表会で示されたマクドナルド調べのデータによると、マクドナルドをマクドと呼ぶ地域は、マックとマクドの両方の呼び方が混在するエリアも含めて11府県しかない。マクド派は圧倒的に不利な状況と思われるが、大阪府民の「地元愛」は無視できず、勝敗については読めないというのが河野辺上席部長の見方だ。

マック・マクド論争にフィーチャーしたキャンペーンについては「2回目もあるかも」(河野辺氏)とのことだったので、マクドナルドとしては、この論争を今後も楽しんでいくつもりらしい。あえて対立構造を面白おかしく持ち込んだキャンペーンを実施するマック、もといマクドナルドからは、業績回復からくる余裕のようなものを感じた。