覆面ユニット「AmPm」(アムパム)が、快くウォーカープラスのインタビューに応じてくれた

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AmPm(アムパム)という2人組の覆面ユニットをご存知だろうか。2017年3月リリースのデビューシングル「Best Part Of Us」が、世界的に展開する音楽サービス「Spotify」での総再生回数600万回を突破(7月末時点)した新鋭アーティストだ。国内よりもヨーロッパや南米、アジア圏などでの認知度が高い逆輸入アーティスト的な存在ともいえる彼らは、8月9日(水)にインドネシアで開催される1万人規模のフェス「Spotify On Stage」にも出演が決定している。

【写真を見る】「純粋に音楽を聴いてもらいたいという気持ちがまずあります」と、覆面ユニットである理由を語ってくれた

覆面の奥の気になる素顔や、ヘビーリスナーでもある2人の音楽への向き合い方、そして実はグルメにも詳しい彼らが太鼓判を押す東京グルメなどについても聞いてみた。

――お二人のプロフィールには謎が多いんですが、それぞれお名前は?

AmPm_右「AmPmの誰という名前は特になくて、こういう取材での便宜上、“右”とか“左”と呼んでいただいたりしてます。あと、これは最初に言っておきたいんですけど、僕らのことを『本当はメジャーな人が覆面をかぶってやってるんじゃないか?』と思っている方が多いようなんですよ(笑)。でも、純粋にインディーズのアーティストなんです!」

AmPm_左「だからこそ、面白いと思うんですよね。これからより、面白くなりそうな気配もあるんですけど」

――覆面での活動というのは、どういうきっかけからだったんですか?

AmPm_右「純粋に音楽を聴いてもらいたいという気持ちがまずあるので、見た目にイメージを左右されたくないというのが一番大きな理由ではありました。あと我々は若くはないので、年齢的な部分で、見た目では勝負にはならないかなというところもあって」

AmPm_左「かぶりものなら逆に、何にでもなれるという自由さもありますよね。素顔がわからないから、いっそ僕らではない別の人が入っていてもいいわけで」

AmPm_右「今はシロクマですけどもう次の“形態”を仕込み始めているので、そこには本当にこだわりがないんですよ。我々は自分たちがどうすればもっとも面白く見られるのか、ということだけに集中しているので。何かのタイミングで素顔を出したほうがもっともよければ出しますし、ケースバイケースですね」

――Spotify上でのAmPmの音楽は特に海外でウケているようですが、その理由をどういう風にとらえていますか?

AmPm_右「今の時点でよく聴いてもらっているのがドイツ、メキシコ、インドネシアで、この3か国に何の共通点があるのかは見出せていないんですよ。ただこの国々に関しては、多くの方が日常生活の中で音楽を聴いている時間が長いので、音楽がより日常にある国だからというのが理由の一つとしてあるかもしれません。あとSpotifyはプレイリスト(アーティストやジャンル別おすすめ曲リスト)の効果が大きいので、先ほど挙げた国々の方がよく聴いているプレイリストに、僕らの曲が入ることができたというのが大きいかもしれないですね」

――Spotifyでヒット中の「Best Part Of Us」をはじめ、これまでリリースした5曲のベースにあるのはダンスミュージックですが、宇多田ヒカルさんのカバー「Addicted To You」「Traveling」含め、それぞれボーカリストやテイストも違っていてイメージの振り幅が広いですよね。

AmPm_右「仕事しながら1日12〜13時間は音楽を聴いてますし、聴かないジャンルはほぼないので音楽に関しては本当に雑食なんですよ。ただ今までにリリースした作品に関していえば、2人が共通で好きなダンスミュージックをベースにしながら、多少その時期のトレンドなんかも加味して作っていますね」

AmPm_左「2人で旅に出かけたりもするんですけど、海外で体感した土地土地の“香り”を音楽にできたらというのもあるんですよ。AmPmは僕ら2人だけではなく、僕らの回りにいるたくさんのミュージシャンたちとコミュニケーションを取りながら楽曲を作っていくプロジェクト。海外への旅を通して感じたものを、デザインやミュージシャンのディレクションなども含めて1つの作品にまとめるという流れになってます」

――インドネシアでのフェス直前の8月4日に「Darling Break Free」、当日の8月9日(水)に「Sunset Bleeze」と新曲を連続でリリースするそうですが。特に「Darling〜」なんかは今年流行りの浮遊感のあるサウンドで、2017年らしさを感じました。

AmPm_右「2曲とも夏をテーマにした楽曲なんですが、この時期の気温から連想される雰囲気とか、夏であるがゆえの気持ち、みたいなものを表現できたのかなとは思います。『Sunset Bleeze』は悶々とした気持ちを歌にした独り言のような歌詞で、『Darling Break Free』は相手がいて、その関係性について歌っているのでシチュエーションは結構違いますね」

AmPm_左「『Sunset Bleeze』はまさにリリース当日に初お披露目…というか、僕らはこのフェスが初ライブなんですよ。初ライブが1万人コンサートで日本代表(笑)。他はYouTubeで何百万回再生されているような海外の人気アーティストばかりで」

――現地のリアクションが楽しみですよね。海外に2人で行くことが多いというお話でしたけど、各国の味を知っているお二人が考える、最強の東京グルメってどんなものですか?

AmPm_左「2人とも気に入ってるのは中目黒の『いふう』ですね。ここはウニ料理で有名なんですけど、中でも『雲丹ご飯』(1500円)にハマってめちゃくちゃ食べに行ってます」

AmPm_右「あとはウナギで有名な『竹葉亭 銀座店』。夏目漱石の『吾輩は猫である』の一説にも出てくるほどの老舗ですね。僕らがフィッシングナビゲーターの永浜いりあさんという方と仕事をしたときに、週3でウナギを食べている永浜さんに“いつ食べても味にブレがないウナギ業界のトップ・オブ・トップ”だと薦められたんです。本当に絶妙な味わいなんですよ」

――国内でのライブなども気になりますが、今後の活動予定は…?

AmPm_左「おもしろそうなオファーもいろいろいただいてるんですが、まだどう転ぶかはよくわからないですね。僕らの場合は作るのが必ずしも曲とは限らなくて、それがデザインになったりすることもありえますしね。AmPm自体がメディアになれればいいなという気持ちがあるので」

AmPm_右「かといって、何をするのかは全然決まってないんですけど(笑)」

【ウォーカープラス/古知屋ジュン】