アフガニスタンの旧支配勢力タリバンと戦闘を続ける治安部隊(2017年7月22日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】アフガニスタンのアシュラフ・ガニ(Ashraf Ghani)大統領は6日、旧支配勢力タリバン(Taliban)が軍との戦闘の末に占拠した北部サリプル(Sar-e Pul)州の村で数十人の民間人が虐殺されたとの報告を受け、「戦争犯罪だ」とする非難声明を発表した。

 ガニ大統領は声明で、「サリプル州サイヤード(Sayad)地区で犯罪者のテロリストらが、女性や子どもを含む民間人をまたしても殺害し、罪を重ねた」「この野蛮な行為は、直接的な人権侵害であり戦争犯罪と見なされる」などと非難した。

 この声明に先立ち、サリプル州のムハンマド・ザヘル・ワフダート(Mohammad Zaher Wahdat)知事は、反政府勢力が5日にイスラム教シーア派(Shiite)の住民が多く住むミルザワラング(Mirzawalang)村を占拠し、その後「罪のない人びと30〜40人が無残に撃たれ、殺害された」と主張していた。

 ワフダート知事によると、反政府勢力と軍の戦闘は2日間続き、複数のモスク(イスラム礼拝所)が放火されたほか、村の住民らが人質として拉致された。人質の人数は確認できていないという。

 ミルザワラング村は都市部から遠く、タリバンやイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」系の組織が勢力を拡大している地域にあるため、この報告に関してAFPは独立した情報源を通じた事実確認ができていない。

 タリバン側は、村を占拠したことは認めたものの、民間人に犠牲が出たとの報告については「真実味のない敵のプロパガンダ」だと否定する声明を出している。
【翻訳編集】AFPBB News