4日、韓国南東部、慶尚南道陜川郡で、郵便ポストに匿名の寄付を続ける人物が話題になっている。写真は韓国の5万ウォン紙幣。

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2017年8月4日、韓国南東部、慶尚南道(キョンサンナムド)陜川(ハプチョン)郡で、郵便ポストに匿名の寄付を続ける人物が話題になっている。韓国・聯合ニュースが伝えた。

3日、陜川郡が明らかにしたところによると、郡内のポストを回り収集作業をしていた配達員が、郵便物の中から住所や差出人などが書かれていない白い封筒を発見した。中を見てみると、5万ウォン札10枚(約4万9000円)と付箋1枚が入っていたという。付箋には「とても暑い天候です。少しでもお役に立てればと思います。貧しい方たちと…」と書かれていた。

陜川郡では、封筒が見つかったポストの位置や付箋にあったメモの筆跡から、2015年から同様の形で匿名で寄付を続けている人物からの寄付金とみている。

この人物は15年9月と11月、16年2月と6月、今年1月にも各30万(約2万9000円)〜50万ウォンを入れた封筒をポストに残しており、今回のものも含めると寄付の総額は270万5000ウォン(26万5000円)に上る。これまでも自らの身元を明らかにすることなく「大した金額ではないが、学生らの助けになれば」「とても寒くなった。少年や少女のいる家庭に温かい食事をあげられれば…」などの温かいメモを残していたという。

陜川郡は「貧しい人たちのために絶えず分かち合いを実践してくれる匿名のポスト寄付者に心から感謝する」と話しており、今回の寄付金も経済的に困っている人たちが暑さを乗り越えられるよう、慶尚南道社会福祉共同募金会を通じて届ける計画とした。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「心がポカポカする」「こういう人たちばかりの世界ならどんなにいいだろう。ありがとうございます」「暑い日が続くけど、心はスッキリ」「他人のためにためらうことなくお金を出すのは難しいこと。本当に素晴らしい」と匿名の人物への称賛メッセージが続々と届いている。

一方で、経済的に豊かな人に対し「金持ちのみんな、見てるか?」「これは何も持たざる人がしたことだろう」と皮肉なコメントも寄せられた。

また、「(寄付された)お金がいい目的に使われますように」「その心、ありがたくいただきます。共に豊かに暮らせる国には、いつなれるかな?」と願う声も上がった。(翻訳・編集/松村)