過去の実績が今に続いている!? Mr.Childrenの底力【Chart insight of insight】

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 今週のHot100の首位は、Mr.Childrenの新曲「himawari」。この曲は、彼らにとってなんと37枚目となるシングルであり、デビューして25年経った今もまったくその勢いが衰えていないことにあらためて驚かされる。

 この勢いを後押ししているのは、やはりこれまでの実績だろう。その象徴的な1曲が、今週13位にまで上昇している「HANABI」だ(【表1】)。この曲はご存知の通り、2008年に発表されたシングルなので、リリースされのはなんと9年も前。ではなぜ今ここまで上昇してきたかというと、この曲が主題歌に使われたドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が7年ぶりに復活し、主題歌も続投することになったからだ。タイアップの影響でセールスがアップするのと同時に(紫のグラフ)、ラジオのオンエア回数(緑のグラフ)やツイッターでのつぶやき数(水色のグラフ)などの副次的なポイントも加算されている。これらも、やはり発売当時にきっちりと数字を積み重ね、話題性を作っていたからこそ。土台があったことは非常に大きいといえるし、彼らの財産なんだなとあらためて感じさせてくれるのだ。

 また、Hot Albumsでは相変わらず、5月にリリースされた2枚のベスト・アルバムもベスト10内にとどまっている。「HANABI」が収録されている『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』は今週7位(【表2】)。これもまた、「HANABI」も含む過去の実績があったから、売れ続けているという証拠。彼らの場合は、もちろんタイアップなどの話題性もあるとはいえ、やはり丁寧に音楽を作り続けているという印象が強い。そこもまた、長続きする要因なのだろう。まだまだ勢いが衰えないミスチルだが、この先の30年、40年も質実剛健で頑張ってもらいたいと思う。text by 栗本斉