正午のドルは110円後半で小動き、米雇用統計を消化

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[東京 7日 ロイター] - 正午のドル/円は、先週末のニューヨーク市場午後5時時点と比べ、若干ドル高/円安の110.70/72円だった。米雇用統計を消化しながら、110円後半を軸にした小動きが続いた。「市場参加者は徐々に夏休みに入っており、取引はあまりない」(国内金融機関)という。

ドル/円は目先の手掛けにくさが意識されているようだ。りそな銀行総合資金部クライアントマネージャーの武富龍太氏は「米政治の停滞感から上値の重さが意識される半面、米インフレ指標に下げ止まりの兆しが見え始めており、経済ファンダメンタルズ面からはドル売りが仕掛けにくい」(武富氏)と話している。

先週末は、米雇用統計の市場予想からの上振れや、米税制改革への思惑から、このところのユーロ買いとドル売りが巻き戻された。三菱東京UFJ銀行の金融市場為替グループ調査役、野本尚宏氏は「これを契機にドルショートの調整が入るようなら、ドル/円はもう少し上昇余地がありそうだ」と話す。

もっとも、クロス円の円ショートも積み上がっており、テクニカル的にユーロ/円が130円を下回ようなら巻き戻しが出やすくなるとの見方も聞かれる。「米株価が崩れたり、ユーロが129円半ばを割り込めば、ドル/円は110円方向への下押しもあり得る」(三菱東京UFJ銀の野本氏)という。