陸上世界選手権 マラソン日本勢は男女とも入賞を逃す結果に

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 陸上世界選手権は6日、男女のマラソンが行われた。日本勢は、男子では川内優輝(埼玉県庁)が9位、女子は清田真央(スズキ浜松AC)の16位がそれぞれ最高だった。男子はジョフリー・キルイ(ケニアが)2時間8分27秒で、女子がローズ・ケリモ(バーレーン)が2時間27分11秒で優勝した。

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■苦戦を強いられた日本勢

 転倒などもあり一時、17位にまで落ちた川内だったが、終盤に粘りの走りを見せ、8位まで3秒差に迫ってのフィニッシュ。入賞まであと一歩だったが、レース後には自力での歩行が出来なくなるほど消耗しながら、日本代表として最後のレースを戦い抜いた。

 1時間後に行われた女子のレースは清田が35キロ付近まで先頭集団に食らいついたが、スパートをかけ始めた外国勢のペース変化についていくことが出来ず、後続にも追い抜かれ16位に終わる。レース後、「粘れば行けると思っていたが、前半ゆとりが持てず、後半失速してしまった」と悔しさをにじませながら振り返った。

 男子の中本健太郎(安川電機)が9位、井上大仁(MHPS)は26位、女子は安藤友香(スズキ浜松AC)が17位、重友梨佐(天満屋)が27位だった。

■マラソンニッポン復活への道のりは

 入賞が期待された日本男子だったが、中間地点付近からアフリカ勢が集団から抜け出すと、3人ともついていくことが出来ず、先頭グループから引き離される一方だった。

 また、メダルの可能性もゼロではなかった女子も、中盤から後半の失速が響き、最後までトップと競い合うことはならなかった。

 今回のレースは4月に日本陸連から発表された東京五輪マラソン代表選考での対象となるマラソングランドチャンピオンシリーズのワイルドカードととして選考基準となっていた大会でもあった。入賞ゼロに終わったが、2020年への代表争いもすでに幕が開けている。

 日本勢は1995年イエーテボリ大会以来22年ぶりに世界選手権での入賞を逃す結果となり、今回、突きつけられた世界との差をどう縮めていくか、東京五輪、そして低迷する日本マラソン界の未来に向けて、男女とも多くの課題が見えたレースでもあった。