工藤遥加(左)に祝福され一緒に写真を撮る森田遥 (切り込み写真)18番でバーディパットを決め笑顔

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 「女子ゴルフ・北海道meijiカップ・最終日」(6日、札幌国際CC島松C=パー72)

 3位から出た森田遥(21)=フリー=が6バーディー、1ボギーの67をマークし、通算10アンダーでツアー初優勝を果たした。1打差の2位は首位からスタートした姜秀衍(韓国)で、さらに2打差の3位に、ささきしょうこ(日本触媒)が食い込んだ。

 待ち望んだ初優勝を成し遂げ、森田の目頭に光るものが浮かんだ。通算10アンダーの単独首位でホールアウトし、最終組の結果を待った。18番パー5で姜秀衍の3打目がカップインしなかった時点で優勝が決定。「本当にうれしい。やっと自分から抜け出した感じ」と喜びを爆発させた。

 首位に2打差の3位から逆転Vを狙ってスタート。3番でカラーから15メートルのバーディパットを入れて波に乗り、ささきに首位に並ばれた直後の15番は2メートルを沈め、再び単独トップに立った。最終18番は3打目のアプローチを30センチに寄せてバーディーフィニッシュを決めた。

 高松中央高卒業後は米下部のシメトラツアーに参戦し1勝したが、賞金ランク10位までに与えられる米ツアー出場権はわずか287ドル差で逃した。悔しさを胸に昨年はQT4位の資格で日本ツアーにフル参戦。日本女子プロ選手権最終日では、前半で首位に立ちながら、最終的に12位に終わるなど、優勝にはあと一歩届かなかっただけに、喜びはひとしおだ。

 「もっと早く優勝できると思っていたけど、こんなに回り道をするとは。でも、やっと応援してくれる人に胸を張って帰れる」。中国出身の両親を持つ21歳。東京五輪を見据え、将来の日本国籍取得も視野に入れているという。女子ゴルフ界にまた一人、スター候補が現れた。