最終18番をバーディー締め。ツアー初優勝を果たした森田が笑顔をみせた(撮影・高橋朋彦)

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 北海道meijiカップ最終日(6日、北海道・札幌国際CC島松C=6476ヤード、パー72)首位に2打差の3位から出た森田遥(21)=フリー=が6バーディー、1ボギーの67で回り通算10アンダー。ツアー参戦2年目で念願の初優勝を果たした。今年のプロテスト合格組で、今大会がプロデビュー戦となった吉本ひかる(18)=フリー=が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算4アンダーの7位に入った。

 ツアー2年目の森田が通算10アンダーとスコアを伸ばし、初勝利を手にした。

 「とにかくうれしかった。自分ではもっと早く優勝できると思っていたのが、こんなにかかるとはと思った。やっと応援してくれる皆さんのもとに胸を張って帰れる」

 前半の3番(パー4)で15メートルをねじ込むなどパッティングが好調。1ラウンドのパット数は25・00で1位。18番(パー5)ではグリーン手前のラフから約25ヤードの第3打を50度のウエッジで「少し転がる」と計算。「ミートすることだけを考えて」ピンそばにピタリ。ショートゲームも冴えた。

 1年目の昨季はトップ10入り7度。今季も今大会前まで6度。3月の「アクサレディス」では2位に終わるなど優勝に手が届かなかった。

 「自滅だったり、抜かれたり。そういう経験をバネに1打1打集中して淡々と回れた。ボギーを打たないゴルフでチャンスが来たらつかもうと思った。(後半)ボギーを打たなかったのが勝因」

 今年3月にトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」とスポンサー契約を結び、栄養管理などでサポートを受けている。「すぐ落ちてしまう」という体重を55キロにキープし、強いボールを打つ体とスタミナをつけ、約半年で結果にコミットした。

 卓球選手だった中国出身の両親のもと、香川・高松で生まれ育ち、いまも中国国籍。帰化申請については「(手続きが)思ったよりすごく大変。親の考えもあるし。それを考えるより、いまはゴルフに磨きをかけたい」。国内ツアーに専念するつもりだ。(清野邦彦)

森田遥(もりた・はるか)

 1996(平成8)年7月19日生まれ、21歳。香川県出身。9歳でゴルフを始める。高松中央高時代の2013年「日本女子アマ」優勝。15年のプロ転向後に渡米し、米女子下部ツアーに参戦。同5月の「シメトラ・クラシック」で優勝。日本ツアー本格参戦の16年は賞金ランク25位。今季ツアー初勝利で賞金ランクは9位に浮上した。得意クラブはパター。1メートル64、55キロ。