テキスタイルデザイナー・森本喜久男さん追悼『情熱大陸』出演回をTVerで再配信

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カンボジアで絹織物文化を再興させたテキスタイル・デザイナーで、兼ねてからがん療養中だった森本喜久男さんが、7月3日に70歳で死去。これを追悼し、民放公式テレビポータル「TVer」では、『情熱大陸』(MBS/TBS系ネット、毎週日曜23:00〜)の森本さん出演回(2017年4月9日放送回)を期間限定で再配信している。

森本さんは、世界でも稀な“織物の村”として知られているカンボジア・シェムリアップ近郊のある村で、絹織物文化を再興させ、カンボジア国内外から賞賛を浴びている人物。もともと京都の友禅職人だったが、30代始めにカンボジアの難民キャンプで出会った1枚の伝統的な絹織物に魅了され、今から約14年前、荒地だった地を開墾。名人の力を借り、養蚕から染め、織りまでの一連を村人の手作業で行えるように整えただけれなく、長い内戦で途絶えかけていたカンボジアの伝統工芸品・クメールシルクの技術を復活させるため現地に移住。己の半生をかけ、再興に力を注いできた。

そんな森本さんを襲ったのが、がんだ。余命を宣告され、痛みに耐えながらもこの地で自分が最後に成し遂げることを模索し続けてきた。

番組では、それらの取り組みを紹介するほか、「死ぬことで美しい糸を生み出す蚕を供養したい」という思いから森本さんが現地で始めた「蚕まつり」の様子にも密着した。村で年に1度行われている祭りだが、今年は、余命5年と言われ、その5年目を迎えていた森本さんにとって特別なもの。「もしかするとこれが自らの集大成になるかもしれない」という森本さんは、自分がいなくなった後も変わらずこの村が、そして美しい織物作りの技術が継承されことを願い、ある行動に出ていた……。