マイケル・ベイ監督は天才と語る大俳優アンソニー・ホプキンス
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 全世界ですでに5億5,000万ドル(約605億円・1ドル110円計算)を突破する大ヒットを記録中の『トランスフォーマー』シリーズ最新作『トランスフォーマー/最後の騎士王』。トランスフォーマーたちと人類の間にある多くの謎が明かされる本作で、その謎の鍵を握る人物として、イギリスを代表する名優アンソニー・ホプキンスが出演している。ド派手なアクションシリーズとホプキンスの組み合わせは、少々意外に感じられるが、本作のどんな点に彼が惹かれたのか? インタビュー嫌いとして知られるホプキンスだが、終始上機嫌な様子で、その理由を語った。(数字はBox Office Mojo調べ)

 「私のエージェントが、『マイケル・ベイ監督の映画に出演するのはどうだい?』と言ったから、『面白そうじゃないか』と答えたんだ。マイケル個人のことは知らなかったけれど、好印象を持っていたのでね。そして彼に会って、この映画についていろいろと聞いたら、その頭の良さに驚かされた。天才だと思ったよ。スピルバーグやヒッチコックのような、本物のフィルムメイカーなんだ。映画について、私以上に熟知していると感心した。その時に、とても良い映画になる、という予感がしたんだ」。

 そう語る大ベテランのホプキンスは、ベイ監督の現場を、「考えている暇も、退屈したり、疲れたり、怠慢になったりする暇もない」と評し、どんどん撮影を進める演出スタイルを大いに楽しんだという。

 「本当に素晴らしいと思ったよ。彼は完璧を求めるんだ。いや、完璧というより、僕らに100パーセント仕事に打ち込んで欲しいと思っている。良いことだと思うよ。私もかなりの出演料をもらっている以上、それこそ150パーセント仕事にコミットするべきだといつも思っている。だから、遅刻してくるヤツとか、セリフを完璧に覚えていない共演者がいると、『何やってんだ』と言ってしまうんだ」。

 『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター役でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、俳優としてこれ以上ない名声と成功を手にいれたホプキンスに、良い俳優になるためにはどうするべきかを尋ねると、「まじめになりすぎないようにすることかな」と意外な答え。「演技をやらないと誰かが死ぬわけじゃない。脳外科医の手術とは違う。そこそこの頭の良さは求められるが、逆に頭でっかちになるのは良くないしね。知り合いの俳優にそう奴がいて、監督に指図するんだ。『やめたほうがいい』と言いたくなるよ。それは君の仕事じゃないとね。僕も昔は、まじめすぎた。今はもっと楽しんでやっている。仕事をもらえること自体がとても嬉しいんだよ」と語った。(細谷佳史)

映画『トランスフォーマー/最後の騎士王』は全国公開中