「差別、暴力、殺人…ネガティブな感情ばかりを想起させる」と、ベルリン在住のアーティストLigia Fascioniさんは、この街の歴史を象ってきた“壁”に対して人一倍の嫌悪を抱いています。

「大キライ」そう強調する彼女ですが、唯一、ベルリンの壁が語りかけてくる“想い”を感じているんだとか。いま、Ligiaさんはその想いに自分を重ね合せることで、作品を生み出しています。

キャンバスとしての
「ベルリンの壁」

Image by Ligia Fascioni

Image by Ligia Fascioni

Image by Ligia Fascioni

Image by Ligia Fascioni

Image by Ligia Fascioni

Image by Ligia Fascioni

Image by Ligia Fascioni

ペンキの層に蓄積する
アーティストたちの“想い”

1961年8月13日、一夜にしてつくられたこの壁によって、ベルリンは東西に分断されました。以来、たくさんのアーティストたちが、「少しでも“負の産物”に好感が持てるようにと描いてきたキモチ」。それがカタチとなって今日もなお残っているのがペンキの層だとLigiaさん。彼女の琴線に触れるものこそ、塗り重ねられたこの国の歴史そのものだったのではないでしょうか。

そのポジティブな想いの結晶である「ペンキの層」をスキャンして、イラストを描いています。これらのカラフルなアートから、生きる強さを伝えたいようです。

Licensed material used with permission by Ligia Fascioni,(Instagram)