「ワイプモンスター」の異名を持つタレント・矢口真里。そんな彼女が3日にAbemaTV(アベマTV)で放送された『芸能義塾大学』に出演し、若手女性芸能人5人に「ワイプ芸」のテクニックを教えた。生徒役は菊地亜美、北原里英、柴田あやな、Niki、山地まりの5人だ。

 ワイプとは、テレビ画面の隅っこに出てくる窓のことだが、ここでいかに目立つかがその後の仕事に繋がるだけに、ワイプでの振る舞いを「芸」にまで昇華させた矢口の含蓄あるテクニックがどのようなものかに注目が集まった。1つ目のテクニックは「リアクションの尺は3秒以内にまとめる」だ。矢口はこう語る。

「コメントが長いと、他の人のコメントにかぶってしまい、VTRの邪魔になるんですよ。欲しいのは演者の“音素材”です。驚いている時に『すごい!』とか。『おいしそう!』『可愛い!』『欲しい!』とかでいいんですよ。ほかの出演者とのかぶりを避け、短いコメントを出しましょう。一斉にドンと出演者が発言することもあります。5〜6人が一斉に『すごい!』と言った時に自分も言ったら声が被るので、少しだけ遅れてやる。『すごい!』の後に『いやぁ〜、やっぱいいなぁ!』とか言うのです」

 ワイプ芸の場合は常に使い勝手が良い“音素材”になるように考えておくことが重要だ。また、猫が出た時に「これ、マンチカンだ!」などと言っておけば、「この人は猫に詳しいんだな」などの印象を残すことができるので、豆知識の披露も案外重要だ。

 2つ目のテクニックは「感情は手で表現しろ」である。感動するVTRを見ている時に顔や目のあたりに手をおいておくと泣いてるように見えたりする。ただし、わざとらしいのはダメなので、1回の収録で1回ぐらいにしておくことが吉である。矢口の場合、モーニング娘。時代にこの技は身に着けた。1日何十社も撮影をするようなことがあったが、アップの写真を撮影する時、カメラマンからは手を顔の近くに置き、表現するよう要求されたのだ。そのため、北原や菊地のようなアイドル出身者はこの技がもうできてしまっている。

 ただし、常にリアクションを取り過ぎていると「ワイプに映りたがってる子」だと思われ、敬遠されることもあるため、たまに「ハッ!」と驚くような感じでやることにより、わざとらしさを除去すべきである。また、ワイプの窓は縦横の幅が限られているため、奥行きを活かした前後の動きをすることが重要だ。「うわー、おいしそう」と前のめりになったり、怖い時は後ろに下がったりするのである。さらには、こうした動きを瞬時に行うため、中腰になり、背もたれを使わず常に動きやすくしておくべきだと語った。あとは「スキャンダルを起こすと使われます」と自虐的な発言もしていた。

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