菊地崇仁氏

写真拡大

 利用した金額に応じて“ポイント”がもらえるクレジットカード。マメに使えばお得になることは薄々わかっているものの、実際には高額な買い物メインで利用する人が多いのではないだろうか。だが、クレジットカードの専門家であり、「ポイ探」代表の菊地崇仁氏によれば「当然、細かな支払いにも使ったほうがいい。特に、電車代の支払いに利用しないのはもったいない」という。そこで、今回は電車に乗りながらお得にポイントが貯まるクレジットカードをプロに聞いてみた!

 多くの人が毎日のように利用している電車だが、その一方で電車に乗る時にクレジットカードを利用していないという人もいるはず。例えば、SuicaやPASMOへのチャージは、クレジットカードでなく現金で入金する人もまだいるのではないだろうか。また、「オートチャージ」という、SuicaやPASMOの残高が一定額以下になると自動的にチャージしてくれる機能も知ってはいるが、使っていないという人もいるだろう。

「お得で便利なクレジットカード決済ですが、気をつけたいのは、なかにはチャージはできても、“チャージ時のクレジットカードポイントがもらえない”クレジットカードもあること」

 そう、すべてのクレジットカードでお得にポイントが貯まるわけではない。どうせクレジットカードを使うならお得にポイントを貯めたほうがいいに決まっている。そこで、菊地氏に電車で移動しながら、ポイントを“ザクザク”貯めることができるクレジットカードを教えてもらった。

 まず1枚目は「To Me CARD Prime PASMO」。どこがオススメなのだろうか。

「ザクザク貯まるという意味では、このカードはクレジットカード会社のポイントに加えて、東京メトロのポイントサービス『メトロポイント』も貯まるのでダブルでお得です。前者は、定期券購入時やオートチャージ利用時など利用額に応じたクレジットカードのポイントを獲得でき、後者は乗車時や関連施設での利用時などにポイントが貯まります」

 例えば、ファミリーマートの買い物時、クレジットカードで支払い、Tポイントを提示すればポイントの二重取りができる。このカードは1枚でその両方を兼ね備えたカードとイメージすればそのお得さがわかりやすいかもしれない。

「特筆すべき点は後者のメトロポイント。例えば、定期券購入時には1000円につき5ポイントがもらえます。また、東京メトロ利用時(定期券範囲外)に“乗車ポイント”としてポイントが貯まる。この乗車ポイントは、平日なら10P、土休日は20P貯まります。乗れば乗るほどポイントが貯まるので、例えば、都心に勤めている営業マンは必携と言えるでしょう」

 ちなみに、年会費は初年度無料、2年目から2000円(税別)。しかし、年間50万円以上の利用があれば2年目も年会費は無料になる。「年間50万円」と聞くとハードルが高そうだが、1か月で換算すると約4万円。メインカードとして利用すれば十分越えられるハードルなのだ。

 続いて、菊地氏がオススメしてくれたのが「ビックカメラSuicaカード」。

「普段の買い物に利用するとポイント還元率は0.5%分のピックポイントと0.5%のビューサンクスポイントが貯まります。さらに、Suicaへのチャージ時にはビューサンクスポイントが3倍。ほとんどのクレジットカードがSuicaへのチャージ時にポイントが貯まりませんから、Suicaユーザーであればこれは持っておきたいですね。また、Apple Payやおサイフケータイでオートチャージ設定も可能ですから、利便性も抜群です。メインカードとしても、2枚目のサブカードとしても魅力的です」

 ちなみに、Suicaとクレジットカードが一体となっている本カードならではの裏ワザもある。ビックカメラSuicaカードのSuica機能にクレジット機能でチャージして、ビックカメラで買い物をすることで、合計11.5%ものポイントをお得に獲得するという裏ワザだ。まず、クレカ機能からSuica機能にチャージすることで、1.5%のポイント還元される。さらに、ほかのクレカを使用すると減らされてしまうビックカメラでの商品購入によるポイント還元も、Suicaを使えば現金と同じく10%のポイントをゲット可能。つまり、ひと手間かかるが、現金やほかのクレジットカードで支払うよりも得することができるのだ。