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Q:外国メーカーのブランド別成績で、とくに好調を維持するカテゴリーは?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

外国メーカー車の新規登録台数は16カ月ぶりに「減少」。M・ベンツが28カ月連続トップ

輸入車の新車販売は上昇基調に一段落の動きが出たようだ。7月の外国メーカー車の新規登録台数は前年同月比3.8%減の2万993台と、

・16カ月ぶりに前年割れ

を記録した。日本メーカー車含でも同7.2%減の2万4429台と2カ月ぶりにマイナスに転じた。登録車に占める輸入車のシェアは日本車も低調だったため、7.5%と高水準を維持する。輸入車の動向に関してJAIA関係者は「外国メーカー車はフォルクスワーゲンやアウディなどの落ち込みが響いて、前年実績を下回ってしまった。価格帯別では400万円以上1000万円未満が前年同月比5.7%増だったものの、400万円未満が同8.9%減、1000万円以上が同8.6%減とマイナスを記録した」と概要を説明。

A: 高級スポーツカーブランドのカテゴリー

7月はフェラーリやランボルギーニ、マセラティ、アストン マーティン、ベントレー、マクラーレンが前年超えを達成した。

7月の輸入車販売、22.5%がディーゼル

先の見通しについては、「SUVモデルを中心に需要は旺盛なので、輸入および在庫が拡充すれば登録台数は増える可能性が高い。懸念材料はドイツなどEU域におけるディーゼル車の排出ガス不正疑惑の波及。ここ最近の日本市場では輸入ディーゼル車のシェアが高かった(7月は全輸入車に占めるディーゼル車の割合が22.5%)ので、不正疑惑がどれくらい日本市場に影響するか、注意深く見ていく必要がある」と分析した。


外国メーカーの7月のブランド別成績では、前年同月比0.7%増の5081台の新規登録を記録したメルセデス・ベンツが29カ月連続でのトップに輝く。第2位には同0.4%増の3586台を達成したBMWが2カ月連続で位置。第3位には同16.1%の2桁減(3128台)となったフォルクスワーゲンが、第4位には同3.2%減(1839台)でアウディが入った。

2017年7月「インポートカー」新規登録ランキング

車名別インポートカー新規登録台数 (乗用車、貨物、バス合計)

日本自動車輸入組合 1月からの累計台数順

1位 メルセデス・ベンツ 5081台
2位 BMW 3586台
3位 フォルクスワーゲン 3128台
4位 アウディ 1839台
5位 BMWミニ 1695台
6位 日産 1145台
7位 トヨタ 1357台
8位 ボルボ 1328台
9位 ジープ 644台
10位 ルノー 639台

11位 プジョー 634台
12位 ポルシェ 266台
13位 フィアット 434台
14位 スズキ 676台
15位 スマート 277台
16位 三菱 240台
17位 ランドローバー 182台
18位 ジャガー 111台
19位 シトロエン 300台
20位 アバルト 129台

マセラティ66.7%増 高級スポーツカー、好セールス

7月は、常時3桁以上の登録台数を記録するブランドで「前年実績超え」を達成したのが8ブランドにとどまった。前述のメルセデス・ベンツとBMWのほかには、BMWミニが同1.1%増(1695台)、ボルボが同17.7%増(1328台)、ルノーが同88.5%の大幅増(639台)、プジョーが同1.0%増(634台)、スマートが同0.7%増(277台)、シトロエンが同106.9%の大幅増(300台)を達成する。


一方で高級スポーツカーブランドの販売は好セールスを継続。マセラティが同66.7%増(130台)、フェラーリが同21.1%増(92台)、ランボルギーニが同10.0%増(33台)、ベントレーが同23.5%増(21台)、アストン マーティンが同42.9%増(20台)、マクラーレンが同14.3%増(16台)を成し遂げた

また、ホンダは新型NSXの導入もあって同800%の大幅増(18台)を記録。今後は新型シビックのハッチバックおよびタイプRが英国工場から輸入される予定なので、登録台数はさらに伸びる見込みだ。