@AUTOCAR

写真拡大 (全5枚)

Q:マイナーチェンジしたアクアとフィット。7月の販売台数はどちらがリード?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

7月の新車販売は、9カ月連続のプラス

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会がまとめた2017年7月の全体での国内新車販売台数は、前年同月比2.9%増の42万7535台と、9カ月連続で前年実績を超えた。カテゴリー別では、

・登録車:前年同月比1.1%減の27万8517台(12カ月ぶりにマイナスを記録)
・軽自動車:同11.3%増の14万9018台(4カ月連続でのプラス)

という結果になった。

市場の動きに関して業界団体の関係者は、「登録車は新型車が牽引して前年実績超えを続けてきたが、7月はその新型車の供給や納車時期などがややずれた模様で、販売台数の伸びにはつながらなかった。軽自動車は昨年に燃費不正問題の影響で販売が落ち込んでいたため、その反動で2桁の伸びを示した」と解説。今後の展開については、「登録車は販売に一服感が出ているものの、新型車を中心に受注が比較的堅調なので、来月以降は回復する可能性がある。軽自動車は新しいホンダN-BOXなど販売が伸ばせそうな新型車がデビューする予定なので、プラスの継続が期待できる」と予想した。

A:台数についてはトヨタ・アクア

ホンダ・フィットの1万1908台に対して、トヨタ・アクアは1万2005台を記録。車名別の順位ではアクアが第5位で、フィットが第6位。一方、前年同月比ではフィットが24.1%増を達成し、アクアは23.8%減にとどまった。

意欲的なマイナーチェンジモデルに注目

市場の動向について業界団体の関係者は、「登録車は新型車を中心に好セールスを維持し、順調に成績を伸ばした。軽自動車は昨年に燃費不正問題の影響で販売が落ち込んだため、その反動で大幅なプラスを示した。今年の上半期で見ると、トヨタC-HRや日産ノートe-POWERなどのハイブリッドカーを中心とした新型車が販売を伸ばしたことに加え、軽自動車の反動増が出たことがプラスになった要因」と解説。


今後の展開については、「全体としては回復基調。トヨタ・アクアやホンダ・フィットなど車種別ランキングで上位の常連が意欲的なマイナーチェンジを実施してきたので、これらがどれくらいセールスを伸ばすかも注目ポイントになるだろう。また、上半期の成績が示す通り、今年は前年実績を上回る販売状況が続いている。昨年は年間の販売台数が5年ぶりに500万台の大台を割ったが、各メーカーが発売した新型車がこのまま需要を取り込んでくれれば、今年は500万台超えが期待できる」と分析した。

2017年7月 車名別 販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)

1位 ホンダN-BOX 1万4503台
2位 日産ノート 1万2431台
3位 日産デイズ 1万2137台
4位 トヨタ・プリウス 1万2057台
5位 トヨタ・アクア 1万2005台
6位 ホンダ・フィット 1万1908台
7位 ダイハツ・タント 1万1710台
8位 ダイハツ・ミラ 1万1670台
9位 スズキ・ワゴンR 1万609台
10位 ダイハツ・ムーヴ 9735台

モデル末期のあのクルマが首位

車名別ランキングは前月から順位が大きく変わった。首位に立ったのは、モデル末期ながら前年同月比11.4%増の1万4503台の販売を記録したホンダN-BOX(写真は今月発表される新型)。同車がトップとなるのは4カ月ぶりだ。

続く第2位にはe-POWERモデルが販売を牽引して同28.0%増(1万2431台)を達成した日産ノートが位置。第3位には1月に一部仕様を向上させた日産デイズが入った。前月首位のトヨタ・プリウスは、同56.9%の大幅減(1万2057台)で第4位に陥落。6月にマイナーチェンジを実施したトヨタ・アクアとホンダ・フィットは、それぞれ第5位、第6位につける。イースを新型に切り替えたダイハツ・ミラは同94.9%の大幅増(1万1670台)で第8位に、2月に新型に移行したスズキ・ワゴンRは同52.2%増(1万609台)で第9位に入った。トップ10を一覧すると、登録車は前月から1車種減って4車種となり、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、2カ月ぶりである。


話題の新型車の成績にも触れておこう。昨年12月にデビューしたクロスオーバーSUVのトヨタC-HRは、8069台を売り上げて第12位にランクイン。7月にマイナーチェンジを図ったトヨタ・ヴォクシーは同3.0%増の7873台で第13位、トヨタ・ノアは同27.8%増の5747台で第24位、トヨタ・エスクァイアは同6.0%増の4426台で第30位に位置する。第5世代に移行した新型スバル・インプレッサは同124.7%の大幅増(7645台)で第14位に、同一車線自動運転技術のプロパイロットなどが好評を得ている日産セレナは同295.1%の大幅増(6467台)で第20位に、新型トールワゴンのトヨタ・ルーミーは第21位、トヨタ・タンクは第23位に、6月に2ℓ直噴ターボエンジン仕様を追加するなどのマイナーチェンジを実施したトヨタ・ハリアーは同67.6%増(5598台)で第25位に、7月にハイブリッドモデルを追加したスズキ・スイフトは同86.0%増(3696台)で第35位に、7月にフルモデルチェンジしたトヨタ・カムリは同644.0%の大幅増(3244台)で第36位に、受注が好調なマツダCX-5は同87.6%増(2714台)で第40位に、ディーゼル仕様に加えてガソリン仕様を設定したマツダCX-3は同53.4%増(2071台)で第44位に入った。