8月6日「平和記念日」〜平和のシンボル折鶴

今日、8月6日は「広島平和記念日」です。広島市では、亡くなった方への慰霊と未来の平和を祈る日となっています。すでに式典の時間は過ぎ、黙とうを捧げた方も多くいらっしゃると思います。折鶴がシンボルとなった理由は何だったのか。芸術家が表現した愛と平和とは…この夏、触れられる展覧会情報とともにご紹介します。

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平和記念公園の折鶴


平和学習と折鶴

広島市では、幼い頃からの平和教育を大切にしていて、昨年まで小中学校は登校して平和学習を実践していました。今年からは休日となりましたが、その想いは変わらないと市の教育委員会は述べています。市の平和学習の取り組みの背景には、2歳で被爆し白血病を発症し、12歳でこの世を去った佐々木禎子さんの存在があります。平和記念公園にある「原爆の子の像」の折鶴をかかげた少女のモニュメントは、禎子さんを悼んだものです。また、シンボルの折鶴は、禎子さんが闘病中に自らの病気平癒の想いを込めて折鶴を折っていたことにちなみます。

折鶴に囲まれた「原爆の子の像」


国内外から寄せられる折鶴とメッセージ

平和記念公園の「原爆の子の像」の周辺には、多くの折鶴が飾られています。これらは、広島はもちろん、日本全国をはじめ海外からも寄せられたものです。それぞれにメッセージが添えられており、送られた鶴とメッセージはデータベースに保存されて公表もされています。その数は重さにして10トンを超すほどになりました。来年の記念日に向けて、家族で、友人同士で、クラスで…折鶴を折り、メッセージを寄せることも平和を願い、祈ることになりますね。(詳細はリンク参照)

世界を結ぶ折鶴


愛と祈りを表わした芸術

愛と平和、そして祈りについての展覧会をご紹介しましょう。
1.「祈りのかたち―仏教美術入門」(東京・出光美術館)
7月25日から9月3日まで、ちょうど夏休みの間に開催されています。仏教美術というと難しそうに聞こえますが、遠い昔からこの世とあの世の平和を祈って来たことが多くの作品から感じることができます。歴史が好きな方にお勧めです。
2.「ピカソとシャガール―愛と平和の讃歌」(神奈川・箱根仙石原 ポーラ美術館)
3月18日から9月24日まで、約半年にわたって開催されている展覧会です。
ピカソの《ゲルニカ(タスピリ)》やシャガールの《平和》など、タペストリーとなった作品をはじめ、20世紀を生きた二人の芸術家による「愛と平和」を観ることができます。8月11日〜20日は「情熱のピカソウィーク」が開催されています。期間中は小中学生が無料で入館できます。家族旅行の折によられてみてはいかがでしょう。

美術館情報(パンフレット)

この時期は、テレビなどで「平和と祈り」の特集が組まれ、いつもより多く考える機会があると思います。まずは、健康に毎日を無事に過ごせることに感謝すること。身近な、すぐにできそうなことから取り組んでみてはいかがでしょうか。この夏休みが多くの皆様にとって平和で愛に満ちた毎日でありますように。

参考
広島市公式サイト
出光美術館
ポーラ美術館